ベースはきわめてシンプル、しかし可能性がある
ThinkPad 10の外観は“Dシェイプ”と呼ばれ、ちょうどアルファベットのDのように下部が直線的にスッパリと切り捨てられた形状となっている。この平らな部分があることで、横位置では上下の向きが分かりやすくするというのがコンセプトだ。
さらに曲面と直線の対比によって、何か連続的につながっていたものが、すっぱりと切り取られたということがイメージしやすい。逆に言えば、ThinkPad 10は本質的にシンプルで必要最小限を追求したデザインであり、さまざまなオプションを追加することで機能が完成する、コアモジュールのような存在ということもできるだろう。
画面が大きいということもあり、ソフトキーボード、あるいはOneNoteなどと組み合わせた手書きメモなども非常に快適になるのだが、本質はやはりパソコンである。机・外出先・会議などさまざまな場所で、さまざまな入力機器、周辺機器、画像機器を兼ね備えることで、その世界が広がる。
今回はその可能性のごくいったんだけを紹介したが、追加していくことで完結するシンプルデバイスをどう成長させるかにはいまもワクワクしている。