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最新Bluetoothスピーカーのベストチョイスはコレだ! 第1回

小型&重低音、防水、NFC……Bluetoothスピーカーのトレンドをおさえる!

2014年08月25日 17時00分更新

文● 海上 忍

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AACやaptX、マルチペアリングへの対応もポイント
Bluetoothの接続仕様も確認!

連続再生時間は約15時間、最大6台のマルチペアリングにも対応した「ロジクール UE BOOM」

最大6台のマルチペアリングにも対応した「ロジクール UE BOOM」(実売価格2万円前後)。連続再生時間は約15時間

 Bluetooth機器には「プロファイル」と呼ばれるものがある。Bluetoothをどのような用途で使用するか定めたもので、使用する機器によってさまざまなプロファイルが用意されているが、これを見ることでどのような使い方ができるかわかる。

UE BOOMのスペックの互換性の項目にBluetoothについての対応が書かれている。A2DPとHFPに対応しているので、音楽再生と通話も可能だ

UE BOOMのスペックの互換性の項目にBluetoothについての対応が書かれている。A2DPとHFPに対応しているので、音楽再生と通話も可能だ

 オーディオ伝送を規定した「A2DP」はどの機種でも対応しているはずだが、再生操作をワイヤレスで行なえる「AVRCP」や、「HFP」「HSP」といった通話用のプロファイル(Bluetoothスピーカーをハンズフリースピーカーとして使える)は必ずしも対応しているわけではない。

最近はスマートフォンのスペックにもBluetoothの項目で対応コーデックが明記されていることがある

最近はスマートフォンのスペックにもBluetoothの項目で対応コーデックが明記されていることがある。スピーカーが対応していても再生機器が非対応では意味がないので要チェックだ

 Bluetoothスピーカーの場合、プロファイルとは別にコーデックの種類も重要となる。オーディオの伝送形式のことであるが、標準的なのはSBCと呼ばれるもので、ほとんどの機種はこれに対応している。ただし最近は、AACでの送信に対応していたり、aptXと呼ばれる低圧縮のコーデックに対応しているものもある。

 AACやaptXはSBCよりも高音質といわれている。送信する側(スマホなど)が対応しているのであれば、ぜひ気にかけたいポイントだ。

 また、地デジの音声など著作権保護されているオーディオの転送には「SCMS-T」と呼ばれるコンテンツ保護技術が必要となる。ワンセグのオーディオをスピーカーに出力する、と言う場合はSCMS-T対応スピーカーを選ぶ必要がある。

 このほか、複数の機器を登録できるマルチペアリングや、複数の機器を同時に利用できるマルチポイントをサポートするかもチェックポイントになる。

 NFCに対応するのも昨今のBluetoothスピーカーのトレンド。NFC対応のスマホやオーディオプレーヤーをかざすだけでペアリングができてしまうので、接続の手間をかなり低減してくれる。

 それらを頭に入れたうえで、店頭に足を運び、質感や操作性を確認しつつ、できれば自分好みの音かどうかを試聴のうえでチェックしてほしい。

 次回は最近のBluetoothスピーカーのおススメ製品をいくつかピックアップし、実際に試聴してみる。今回記事中に登場した製品も詳しく紹介していくのでぜひ読んでほしい!

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