ICT総研は、日本国内におけるSNSの利用動向調査を実施。その結果、SNSユーザーは2014年末に6023万人へと達し、ネットユーザー全体に占めるSNSユーザーの割合は6割にのぼると見込んでいる。
13年末の国内ネットユーザーは9736万人と推定され、SNS利用者はそのうちの56.4%にあたる5487万人。これまでSNSユーザーの中心は若年層だったが、年齢層が徐々に拡大し、SNSユーザー数に増加傾向がみられる。10年末からの推移でこのペースが進めば、16年末にSNSユーザー数は6870万人となり、ネットユーザー全体に占める利用率は66.5%に達する見通しだ。
また、ICT総研が7月に実施したアンケート調査では、4193人のアンケート対象者のうち64.9%が「人とのコミュニケーション」を行う目的でSNSや通話・メールアプリを利用。この用途で利用率が高いのは、LINEの47.6%、Twitterの41.9%、Facebookの39.9%。4位以降は20%未満でトップ3からは差があった。
主なSNSの利用者満足度を調査すると、こちらもLINEが最も高く73.1ポイントを獲得。2位はSkypeで70.4ポイント、3位はTwitterで69.7ポイントとなった。
普及拡大の一途をたどるSNS。ビジネスをはじめ社会に与えるSNSの影響度は今後、ますます高まっていくことが予想される。