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顧客から要望の多い移行サービスをメニュー化、目的や移行先に応じて選択可能

FJM、中堅中小企業向けに「Server 2003移行パック」提供

2014年08月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 富士通マーケティング(FJM)は8月21日、中堅中小企業を対象とした「Windows Server 2003移行応援パック」および「Windows Server 2003移行おまかせパック」の提供を開始した。顧客から要望の多い移行内容をメニュー化し、専任システム管理者が不在の場合でも移行先などを容易に選択できるようにしている。

 Windows Server 2003/2003 R2のサポート期間は2015年7月15日(日本時間)に終了し、それ以後はセキュリティアップデートを含むすべてのアップデートが提供されなくなる。日本マイクロソフトによる今年6月末時点の推計によれば、国内ではおよそ30万台のServer 2003サーバーがまだ稼働しており、新しいOSやクラウドへの移行が急務となっている(関連記事)

 FJMでは今回、これまで提供してきたServer 2003移行ソリューションのノウハウを生かして、中堅中小企業からのニーズが高いソリューションをメニュー化した。最適な移行方法を提示する「移行ナビゲータ」、移行に併せて環境改善を行う「移行プラス(セキュリティ、XP移行)」、技術者に直接相談できるサービスをラインアップすることで、顧客の作業負担軽減と迅速なシステム更新、適切なシステム投資を支援する。

 サービスメニューは、データ移行を顧客自身が行う「移行応援パック」と、FJMのエンジニアが行う「おまかせパック」に大きく分かれており、さらに利用用途(ファイルサーバー、メールサーバー、ADサーバー)、移行先プラットフォーム(オンプレミス、クラウド)でプランが区分されている。

「Windows Server 2003移行応援パック」および「Windows Server 2003移行おまかせパック」のサービスメニュー

 「どれを選んでよいか分からない」という顧客向けには移行ナビゲータが用意されており、顧客が質問に回答していくだけで推奨ソリューションが提示されるようになっている。また、顧客自身がデータ移行作業を行う移行応援パックにも、不明点などを専門エンジニアに相談できる「サポートチケット」が付属しており、専任担当者がいない企業でも利用しやすくなっている。

 さらに移行プラスとして、サーバーOSの移行タイミングに併せてセキュリティ強化やクライアントPCのWindows XP移行なども実施するオプションが用意されている。XP移行では、新OSマシンへのデータ移行(バックアップ)、Excelマクロなどの互換性検証、キッティングや展開、ユーザー教育などのメニューがある。

 参考価格(税込)は、移行応援パック AZCLOUD ファイルサーバ版が初期費42万4116円から、月額5万3784円から。同 AZCLOUD IaaS版が初期費123万4116円から、月額13万5648円から。同 AZBOX ファイルサーバ版が初期費155万5956円から、などとなっている。

 FJMでは、今後1年間で9000台の移行サービス提供を販売目標としている。

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