複数スピーカーとアンプがセットになったホームシアターシステムは近年、バータイプスピーカー1本(+サブウーファー)でサラウンド音場を実現するフロントサラウンドシステムに進化した。
そして、現在はテレビの下に置く台座型のサラウンドシステムが続々と製品化されている。具体的には、ソニーの「HT-XT1」やボーズ「Solo TV sound system」、デノン「DHT-T100」などだ。
ヤマハが10月上旬に発売を予定している「SRT-1000」もそのような製品の1つ。同社としては初となる台座型サラウンドシステムだ。筐体はMDF材で構成され、55V型(40kg)までの液晶テレビを上に置くことができる。
前面には4×10cmの横長スピーカーユニット×2(L/R用)に加え、8個の2.8cmスピーカーを内蔵。同社のデジタル・サウンド・プロジェクター技術により、音をビームとして壁などに反射させ、サラウンド音場を実現する。
また、底面には8.5cmのスピーカーユニットを2つ内蔵し、サブウーファーとして迫力のある低音を再生できる。
入力端子は光デジタル×2と同軸デジタル×1、アナログ入力×1を装備するほか、Bluetoothに対応。スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで再生できる。