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鉄コーティング水稲直播き材に同社の均一混合技術を応用

JFE、日本初の種子コーティング鉄粉「粉美人」

2014年08月18日 19時09分更新

文● 行正和義

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粉美人でコーティングされ養生(錆を発生させた)後の稲種子(籾)

 JFEスチールは8月18日、種子コーティング用プレミックス鉄粉「粉美人」日本で初めて開発、製造販売を開始したと発表した。

 稲作の低コスト・省力化を目的とした鉄コーティング水稲直播き栽培が普及しつつある。鉄コーティング水稲直播きは稲種子(籾)にまぶした鉄粉が水田に撒いたときのおもりの役目を果たす直播き農法で、農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)によって2004年に開発された。

 鉄コーティング水稲では、焼石膏を接着剤として使用する。水に浸した籾と混合することで水と焼石膏が反応、鉄粉を錆させて鉄皮膜を形成することになる。これまで、鉄粉と焼石膏が別々に販売されており、比重の異なる粉末を均一に混合することは難しい作業だった。

 粉美人はあらかじめ鉄粉と焼石膏を所定割合で均一配合した国内初の水稲コーティング専用鉄粉。日本初の冶金用鉄粉を開発して以降同社が培った鉄粉加工技術を応用、粒度の細かい鉄粉により乾燥後も籾殻の付着性が高く、鉄粉脱落によって派生する粉塵も少ないなど作業環境改善にも寄与する。

 今年6月にはJA全農(全国農業協同組合連合会)によって認められ、本年度より全国JAにて農業資材として取り扱いが開始される。なお、粉美人の販売はキンセイマテックが担当する。

訂正とお詫び:初出時、メーカー名に一部誤りがございました。訂正するとともに、お詫び申し上げます。(2014年08月18日)

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