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低価格ながら完成度はピカイチ!8型Androidタブ「Venue 8」 第1回

本体デザインも魅力的

2万2980円の8型Androidタブ「Venue 8」は電子書籍リーダーに最適! (2/3)

2014年08月19日 09時00分更新

文● 高橋量

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低価格モデルながらデザイン性は高く機能も豊富

7型と比べるとやや大きめながらも、片手でしっかりとホールドできる

 Androidタブレットは7型のモデルが主流であり、8型の製品は数が少ない。その理由には携帯性や発売タイミングなどの要因が考えられるが、Windowsタブレットでは8型モデルが人気を集めていることから、今後「Venue 8」のような8型Androidタブレットが広く普及する可能性がある。

 携帯性やホールド感は7型に軍配が上がるが、8型は画面が広くて見やすい点が大きなメリットだ。特に解像度の高い写真や動画、あるいは電子書籍などを楽しむのに向いている。

 「Venue 8」の接地面積は幅216×奥行き130mmで、7型タブレットと比べるとふた周り以上大きい。だが8型のAndroidタブレットとしては、コンパクトな部類に入る。筆者は特に手が大きいわけではないが、しっかりと握ることができた。

接地面積は幅216×奥行き130mm。A5サイズ(幅210×奥行き148mm)と比べるとふた周り小さい程度

 本体の高さは8.95mmで、8型Androidタブレットとしては標準的な薄さだ。7型と比べると、やはりそこそこの厚みを感じる。重量は338gで、持ち歩きは苦にならないだろう。

高さは8.95mmで、8型タブレットでは標準的。重量は338gと軽く、片手で楽々と持ち続けられる

 ボディの素材は樹脂製と見られるが、低価格モデルにありがちな安っぽさはない。背面には同心円状のスピンドルテクスチャーが施されており、手にした時のベタつきや油脂に汚れを抑える効果がある。

適度なグリップ感のある、背面のスピンドルテクスチャー。指紋や油脂が目立たない点もポイント

ホーム画面の壁紙にも、背面と同じ位置で同心円状の模様が加えられている

 インターフェースは、microUSB端子とmicroSD/SDHC/SDXC対応カードスロットの2種類のみという必要最低限の構成だ。通信機能はIEEE 802.11b/g/n/acの無線LANとBluetooth 4.0、Miracastに対応している。豊富な通信機能に対応している点は高く評価したい。

11acで接続したところ、リンク速度は200Mbps止まりだった。それでも従来の11nよりは高速だ

本体上面には電源ボタンが

底面部にはスピーカーを配置

左側面にインターフェース類は配置されていない

右側面にはmicroSDカードスロットと音量調節ボタン、microUSB端子と並ぶ

カバーを外すことでmicroSDカードスロットを利用できる。試用機はWi-Fiモデルのため、microSIMカードスロットは用意されていない

 カメラは前面が約200万画素、背面が約500万画素の構成だ。機能が特別優れているわけではないが、価格が安いにも関わらず標準的な機能を備えているのはうれしい。

背面に有効画素数約500万画素のカメラを配置する




(次ページ、「8型ディスプレーは電子書籍にピッタリ」に続く)

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