Chromebookを実際に使ってみた
起動もブラウジングも高速、 Acer Chromebook C720レビュー
2014年08月27日 09時00分更新
起動は約5秒!ディスプレーを開くだけ
まず包装を解くと、筐体の天板にプリントされたChromeのロゴが目に飛び込んでくる。Chromebookといえば低価格ばかりが注目されがちだが、ボディーのつくりはそれなりにしっかりしていて、あまり安っぽい感じはない。薄さは約19.05mmと十分にスリムで、重量も約1.25kgと手軽に持ち運べる。筆者としては思ったより軽い感じを受けたのだが、これを重いと感じるかどうかについては編集部内でも意見が分かれた。
ディスプレーを持ち上げると自動的に電源が入る。シャットダウンもディスプレーを閉じるだけでOKだ。いちおう電源ボタンもキーボード上に配置されているものの、ディスプレーを開いたまま電源を落としたい時ぐらいしか押す機会がないので、実際はほとんど使わないかもしれない。
Chromebookの最大の特徴はブートプロセスの短縮化による高速起動で、Chromebook C720は最長7秒での起動をうたっている。数回の実測で検証してみたところ、ログイン画面が表示されるまでの平均時間は約5秒。Windows 8も高速スタートアップなどの採用により起動が劇的に高速化したが、それよりもさらに速い。設定済みの無線LANをつかむのも速く、起動後すぐに利用が可能だ。ディスプレーの開閉による電源オン/オフ機能とあわせ、起動時にストレスを感じさせない設計になっていると言えるだろう。
この連載の記事
-
第6回
PC
Chromebook普及に向けた課題とは -
第4回
PC
Chromebookが流行らない要因──西田宗千佳氏に聞く -
第3回
PC
Chromebook10の疑問 -
第2回
PC
199ドルWindowsパソコンも、激化する低価格PC戦争 -
第1回
PC
破壊か革命か、低価格PC「Chromebook」を知る -
PC
クラウド時代を象徴する、Chromebook特集(目次) - この連載の一覧へ