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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」第40回

スマホとセンサーを使って、久々にテニス練習を再開した

2014年08月13日 19時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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基本の反復の後に試したい

 サーブモードの場合、プロがどのような軌跡でサーブを打っているのか、というお手本のスイングデータを呼び出したり、過去の気に入ったサーブのショットを読み込んで、現在の自分のサーブと重ねてアニメーションすることができます。

 例えば筆者のサーブは、プロのサーブと比べて、ラケットを担ぎ終わるまでの時間が長すぎてしまっているため、ミスショットの原因になっていることが考えられます。また、ラケットを背後で静止させた状態で地面を蹴った方が、蹴ることに集中でき、またラケットの動きとも連動させやすく、より大きなパワーをボールに伝える事ができるはず。

サーブは3Dでビジュアライズできます。赤い部分が打点。また過去の自分やプロのスイングデータを呼び出して比較可能です。プロのスイングはラケットの動きがよりコンパクトで、当たる瞬間にパワーを爆発させている感覚がよくわかります

 今までは、コートに入った、アウトした、ネットに引っかかった。、気持ちよくエースが決まった、というボールを目で追って明らかな情報や、ラケットから伝わってくる「感覚」しか得られていませんでした。

 ところがZEPP Tennisを体験すると、自分はがむしゃらにボールを追いかけて打っているだけですが、様々な情報が記録され、前述の自分の「感覚」と照らし合わせることができるようになります。そのフィードバックを生かして次の玉を打ち、新しい「感覚」をつかんでいく。こうしたサイクルをテニスコートで生み出すことができるようになります。

 テニスを始めた頃から、こうしたセンサーがあれば、さぞ上達も早かっただろうに…と、思いましたが、ラケットを握り始めた人はなかなかこうした情報を生かし切れないかもしれません。リッチなフィードバック情報があっても、どうすれば修正できるかという手段が考えられなければ、フィードバックを生かすことができないためです。

 基本練習を十分にこなしてできるようになってから、ラリーの際にセンサーを使って、基本練習に立ち戻る、そんな活用方法ができると、良いのではないでしょうか。やはり、サボらず練習しなければ……。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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