T教授の「戦略的衝動買い」 第295回

約8000円で買えるお手軽遠隔カメラ「スマカメ」を衝動買い！

工夫次第で屋外で使用することも可能

この4点セット＋簡易三脚でスマカメを“どこでもWEBカメラ”にすることができる

実際に「移動体スマカメテレビ局」に筆者のスマホで3Gアクセスしたらこういう動画を見ることができた。きっとこれは何かに使えそうだ

　応用編として、ちょっと工夫すれば、スマカメを自宅だけではなく、屋外に持ち出して活用することも可能だ。

　用意するものは、スマカメ本体とUSBモバイルバッテリー、モバイルルーター、そしてスマカメにUSBモバイルバッテリーから電力を給電するためのUSB-DCプラグケーブルの4点だ。

USB-DCプラグケーブル（SSOP-USB01）があればUSBモバイルバッテリーを使ってスマカメをモバイル環境でも使用できる

スマカメをモバイル環境で使うには、同時に使用するルーターをモバイルルーターに変更することが必要だ

　方法はいたって簡単だ。まずスマカメに現在設定されているルーター設定を忘れてもらうために、電源オン中に背面のリセットをピンのようなもので押して工場出荷状態に戻す。

　続いて、はじめてのルーター設定の時と同じく、スマカメ背面のWPSボタンを押し、続いてモバイルルーターのWPSボタンを押して両者を認識連携させる。

　そして無線LAN設定の画面でモバイルルーターを使用するルーターとして設定し、パスワード入力を行なう。後は、USBモバイルバッテリーをスマカメに接続して起動するだけで動作するはずだ。

　USBモバイルバッテリーの容量にもよるが、スマカメの消費電力は平均で500mAhくらいなので、10000mAhクラスのUSBモバイルバッテリーなら、最大20時間近く動作する勘定だ。

　今回は、この4点セット＋簡易三脚である自称「移動体スマカメテレビ局」を丸の内の某大型書店のカフェに持ち込んで、東京駅に出入りする電車をこっそりと見守ってみた。

　画像品質と回線スピードの選択、組み合わせにもよるが、3～5人の視聴者は確保できるかもしれない。過去の15万円以上したウェブカメラがスマホ対応になって、値段は20分の1。そろそろまったく新しい活用法が登場してくる頃かもしれない。

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• 製品情報

今回の衝動買い

アイテム：スマカメ CS-QR10

価格：アマゾンにて7980円で購入

T教授

　日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
　T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。