このページの本文へ

最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第94回

Xperia A2、URBANO、STREAM Sで一番サクサクなスマホはどれ?

2014年08月11日 15時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

通信速度はauのURBANO L03が勝利
STREAM Sは2位につける

 通信速度の比較は8月の平日11~13時にテスト。横浜駅前、東京駅ホーム、浦安駅前の3駅でウェブサイトの「BNRスピードテスト画像読込み版」を使い計測している。

 各駅、上下3回の通信速度をチェックし、最大速度と全体平均を掲載している。なお3駅ともLTE(4G)のエリアで、3機種のアンテナも4本中4本の表示。結果は以下の通り。

  Xperia A2
(ドコモ)
URBANO L03
(au)
STREAM S
(ワイモバイル)
横浜駅(下り/上り) 15.47Mbps/
3.87Mbps
30.85Mbps
6.03Mbps
16.37Mbps/
8.83Mbps
東京駅(下り/上り) 16.71Mbps/
8.42Mbps
37.76Mbps
5.83Mbps
23.72Mbps/
7.65Mbps
浦安駅(下り/上り) 6.87Mbps/
1.42Mbps
33.31Mbps
7.76Mbps
20.23Mbps/
7.92Mbps
全計測の平均
(下り/上り)
11.01Mbps/
3.57Mbps
26.86Mbps
5.64Mbps
16.13Mbps/
6.63Mbps

 URBANO L03が3駅とも最大30Mbpsを超えた。平均でも26Mbpsとかなり高速だ。夏モデルで対応したキャリアアグリケーション/WiMAX 2+の開始以来、通信速度ではauは高速な結果が出続けている。

4Gの表示なので、どの通信規格で通信しているかはわからないが、au夏モデルは本連載のテストでは高速な結果を叩き出している

 LTEは旧イー・モバイルの1.7GHz帯しか利用できないSTREAM Sだが、場所もよかったのか、なかなかの成績に。上りの通信速度を見ると、ワイモバイルのSTREAM Sが2駅でauを上回っている。下りでも東京駅、浦安駅で20Mbpsを超えた。

 最後はXperia A2。ドコモXi網は上りの通信速度が1Mbpsを切ることも多いのだが、今回の計測では1Mbps以上をキープしていた。横浜、東京駅でも下りの通信速度が10Mbpsを超えている。ただ浦安駅の通信速度があまりにも伸びず、足を引っ張った結果に。

ブラウザーの表示速度では
ドコモのXperia A2の勝ち?

 通信速度テストと同じ日に、同じ場所でブラウザーの表示時間を比べてみた。表示するのはASCII.jpのトップページ。アプリはChromeを使い、キャッシュは毎回消去してストップウォッチで3回計測する。

  Xperia A2 URBANO L03 STREAM S
横浜駅 4秒33 4秒84 4秒95
東京駅 4秒09 4秒67 5秒16
浦安駅 4秒67 4秒61 5秒41
全計測の平均 4秒79 5秒22 5秒76

 こちらはXperia A2が毎回4秒台で速い。通信速度ももちろん影響はしているのだろうが、それよりもCPUが高性能でありながら、URBANO L03より画面解像度が低いことも影響した? そのあとはURBANO L03、STREAM Sと続く。STREAM Sは通信速度で上回っているはずだが、Xperiaより1秒ほど表示が遅い。

 こう見ると、10Mbps以上出ていれば、ウェブページの表示時間には通信速度の差はあまり影響がないという印象だ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン