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極上ボディでスタミナ抜群、WQHD対応の13.3型モバイルノート「dynabook KIRA V63」を検証 第2回

普段使いには十分すぎる性能

13.3型「dynabook KIRA V63」はWQHDをフルに使えるスキのない構成

2014年08月15日 09時00分更新

文● 高橋量

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グラフィックス能力は、ほかのUltrabookや薄型ノートよりも高めに感じる

 続いてdynabook KIRA V63のグラフィックス性能を計測した。3D描画性能を計測する「3DMark」では、DirectX 9相当のテストを実施する「Ice Storm」で「40023」という結果だった。DirectX 10相当の性能を計測する「3DMark Vantage」でも「4263」と高めのスコアが出ている。高いマシンパワーを要求する大作系3Dゲームのプレーには厳しいが、国内で人気のオンライン3Dゲームなら問題なくプレーできる性能だ。8GBメモリーと高速なSSDとの相性がいいのか、同じCPUを搭載したほかのUltrabookや薄型ノートよりもスコアが高いように思う。

「3DMark」のベンチマーク結果

「3DMark Vantage」のベンチマーク結果

 3Dゲーム系ベンチマークではまず「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」を試してみたところ、解像度1280×720ドットの標準画質で「4276」の「普通」という評価だった。1920×1080ドットのフルHDでは、画質をもっとも低くすることでなんとか遊べるといったレベル。1280×720ドットでプレーするほうが無難だろう。

「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果

「ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.00」ベンチマーク結果
1280×720ドット 1920×1080ドット
低品質 5198(快適) 3106(普通)
標準品質 4276(普通) 2490(やや重い)
最高品質 2879(やや重い) 1443(重い)

 「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」では解像度1280×720ドットの標準画質で、「3419」の「やや快適」という結果に。試しに1920×1080ドットと2560×1440ドットの解像度でもテストを行なってみたが、いずれもプレーするには厳しい結果となった。外付けGPUを搭載していないため、解像度は低めに調整したほうがいい。

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果

「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」ベンチマーク結果
1280×720ドット 1920×1080ドット 2560×1440ドット
標準品質 3419(やや快適) 1815(設定変更を推奨) 1099(設定変更が必要)
高品質 2208(普通) 1124(設定変更が必要) 674(動作困難)
最高品質 1567(設定変更を推奨) 788(動作困難)464(動作困難)

 各種ベンチマークの結果を総合して見ると、薄型ノート(Ultrabookを含む)としてはかなり高めの性能を持っていると言える。文書作成やネット閲覧など日常的な作業を始め、ちょっとしたゲームや動画編集などあらゆる用途で活用できるはずだ。

さらに高いパワーを求めるなら直販モデルがおすすめ

dynabook KIRA V63は普段使いには十分すぎる性能だが、より高いスペックを求める人はCore i7-4510Uの東芝ダイレクトのウェブオリジナルモデルがオススメ

 今回の検証結果から、dynabook KIRA V63は普段使いには十分すぎる性能であることがわかった。だがCPUのパワーやストレージ容量について、より高いスペックを求める人もいるだろう。そんな人には、直販サイト「東芝ダイレクト」限定販売のウェブオリジナルモデルをおすすめしたい。CPUはCore i7-4510U(2.0GHz)で、店頭モデルのCore i5-4210Uよりも性能が高く、ストレージの容量は256GBと店頭モデルの倍だ。解像度1366×768ドットのモデルなら直販価格は15万1000円からと値段も手頃なので、マシンのスペックにこだわりたい人はぜひチェックしていただきたい。

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