2014年8月、夏も深まってまいりました。夏は猫散歩に一番向かない季節。こうも暑いと猫も早朝か夕方しか出てきてくれず、風通しがいい日陰を見つけてぐでーっとなったりへちゃーっとなったりしてるのだ。
しかも、飼い猫だとエアコンの効いた室内から出てこないことも多くて、それもまた出会いを少し狭めている。まあ人間も猫も、家にこもっていては出会いも訪れませんもの。
だからこそ、隙間に隠れてる猫を見つけてそっと撮るのが面白いわけで、今回は夏の猫特集。
1枚目の冒頭写真は駅近くの狭い道路沿いでくつろいでた猫。ちょっとぐでーっとしてる様子がいい。
夏の昼間、猫が隠れているのはまず日陰。
ふと道を歩いてたら、空き地の奥にあるアパートの階段の下にひっそり寝てる猫を発見。近づかないようにそっと撮ってみた。
猫は狭い場所が好き。確かにここなら風が通るうえ、階段と壁に囲まれてほどよい広さでいいかも。
暑い日の猫は思わぬところに隠れているのが面白いわけで、街歩きをしてるときに見かけた猫を2匹お見せしよう。
まずは細長いひさしの下。望遠で寄っちゃったので写真を撮ってもわかりづらいけど、勝手口っぽいドアの上にちょっとした段差があって、その上に猫が出てたのだ。
なぜここにいたかというと、扉のさらに上にもうちょっと長いひさしがついてて、そこがちょうど日陰になるから。きっとお気に入りの場所なんだろうなと思う。
大勢で街歩きをしてるとき、先頭の人が見つけて「おぎくぼさんおぎくぼさん」と呼ぶので何だろうと行ってみたら、猫が寝てたのでした。
みんなに見つめられて起きちゃったけど、安全な場所だとわかってるので微動だにせず足もだらんと伸ばしたまま。
もう1匹は四角い穴にきれいに収まっていたミケ系の猫。いやあ猫のためにあるようなサイズで気持ちよさそうに寝てました。
日が傾いてきて、日陰ではなくなりつつあったのだけど、快適だったのでしょう。
ちなみに望遠の写真だけだと、どんな場所かわからないよね、ってことで、引いた写真をどうぞ。
実はここ、野鳥観察用スペースで、この穴から奥の自然観察園を観察するのだ。人間が野鳥から隠れて双眼鏡でのぞいたり、カメラの望遠レンズでのぞいたりするのですな。
それが猫にはぴったりのサイズだったというわけ。野鳥観察は早朝が基本なので、午後はのぞく人もおらず、猫ものんびりできたのだ……我々が到着するまでは。
(次ページに続く、「こんなところで発見! な猫2匹」)
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