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ノスタルジーか文化の再生か、HMV record shop 渋谷がオープン

2014年08月08日 11時00分更新

文● 四本淑三

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1Fはシニア層、2FはかつてのHMVに近いイメージ

 店内の案内は黒板にチョークで書かれており、内装もシンプルで、中古専門の1号店として手探りで方向性を探っている様子がうかがえる。ざっと見た感じ、1Fはシニア層向けというか、名盤紹介に挙げられるようなタイトルを探す若い世代向けのラインナップのように感じた。

 中古だけでなく、渋谷店限定商品として、入手困難盤を復刻する「HMVエクスクルーシヴ」というシリーズがあり、大貫妙子の2ndアルバム「SUNSHOWER(1977年発売)」などアナログ盤のアルバムを用意。また7インチ盤でリリースする「HMVシングルクラブ」というシリーズもあり、あがた森魚「夢が叶えられる街では(8月9日発売)」などのリリースが予定されている。

洋・邦楽の比率は80:20ほどで、UKロックのタイトルが目につく。レコードとCDの比率は60:40

中古専門店らしく買取カウンターの表示が大きく掲げられている

試聴機としてシングルのジュークボックスが設置されている

有名レーベル・レコード店のレコードバッグも。坂本慎太郎(元ゆらゆら帝国)とHMV record shop 渋谷のコラボトートバッグも8月2日から販売開始予定

HMVエクスクルーシヴとHMVシングルクラブは店内入口付近にコーナーが設けられている。今後20タイトルほどのリリースを予定しているという

 2Fはソウル、レゲエ、ジャズのコーナーで、DJブースも用意されている。什器を移動して約100名収容のイベントスペースとしても使える設計で、どちらかと言えばこちらの方がHMV渋谷のイメージに近い。

DJブースにはパイオニアの新型ターンテーブル「PLX-1000」が置かれている

DJ用のほかに試聴用にもPLX-1000を2台設置

2Fの奥にはシングルコーナーがあり、眺めているだけで楽しい

おっと、カーティス・メイフィールドの日本盤が

なんと中古のカセットも売られていた

(次ページでは、「再生環境も含めて提案」

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