その3 個々のファイルを自動的にバックアップ
Windows 8/8.1には、ファイルの変更履歴をさかのぼって復元できる「履歴」という機能が新たに備わった。ファイルが上書きされるたびに、差分がストレージに保存される仕組みで、ファイルが紛失したり、破損したりしても復元できるというとても便利な機能である。
SSDなど小容量のストレージの場合、履歴をさかのぼれるフォルダーを必要最小限に絞り込む必要があるのだが、3TB以上の大容量HDDがあればメインストレージをまるごと対象にすることができる。万が一のときのピンチを救ってくれる頼れる存在だ。
その4 「ドキュメント」「ピクチャ」など
データフォルダをHDDに移動する
デスクトップアプリで作成したファイルは、通常はCドライブ内に作成されたホームディレクトリ下の「ドキュメント」や「ピクチャ」といった個人用のフォルダーなどに保存されるようになっている。
実は、こうしたフォルダーは別のドライブに移動できる。個人フォルダーを移しておけば、Cドライブの容量を圧迫することがなく、大容量のデータを快適に扱えるようになる。
その5 大容量HDDをNASストレージとして活用する
ノートPCやタブレットなどの複数の端末を使いこなしている場合、大容量HDDをNAS用として活用したい、と考える方も多いだろう。
その際におすすめなのが「Pogoplug PC」(http://pogoplug.com/ja/softwareli)というリモートアクセスソフトだ。サーバーとなるPCに導入することでクラウドストレージとして使え、DLNAにも対応する。
クライアントはPCだけでなく、iOSやAndroid機器でも利用可能。アプリ経由で大容量HDDにアクセスできるようになる。サーバーPCはWindows Vistaなど古いOSでも使用できるので、使っていないOSのライセンスを活用しつつ、大容量HDDを活用できる。
(次ページに続く、「さらに大容量のNASを構築」)
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