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1.2TBプラッタで変わる!? 3.5インチHDDのトレンド 第3回

SSDをさらに便利に! 大容量HDDを活用する6つのテクニック

2014年08月07日 12時00分更新

文● タトラエディット

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その3 個々のファイルを自動的にバックアップ

Windows 8または8.1で、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から「ファイルの履歴」を開き、機能を「オン」にする。初回のスナップショットが作成されるまでしばらく時間がかかるので、就寝前などにオンにしておくのがおすすめ

Windows 8または8.1で、コントロールパネルの「システムとセキュリティ」から「ファイルの履歴」を開き、機能を「オン」にする。初回のスナップショットが作成されるまでしばらく時間がかかるので、就寝前などにオンにしておくのがおすすめ

 Windows 8/8.1には、ファイルの変更履歴をさかのぼって復元できる「履歴」という機能が新たに備わった。ファイルが上書きされるたびに、差分がストレージに保存される仕組みで、ファイルが紛失したり、破損したりしても復元できるというとても便利な機能である。

システムストレージで履歴を確認したいフォルダを開き、「ホーム」タブの「履歴」をクリック。すると前回スナップショットが作成された時点の内容が表示される。スナップショットは1日数回作成される

 SSDなど小容量のストレージの場合、履歴をさかのぼれるフォルダーを必要最小限に絞り込む必要があるのだが、3TB以上の大容量HDDがあればメインストレージをまるごと対象にすることができる。万が一のときのピンチを救ってくれる頼れる存在だ。

その4 「ドキュメント」「ピクチャ」など
データフォルダをHDDに移動する

ドキュメントやピクチャといったシステムフォルダは場所を変更することが可能。フォルダを右クリックして「プロパティ」を開き、「場所」タブの「移動」をクリック。大容量HDDを指定して「適用」で、現在のフォルダの内容ごと移動する

 デスクトップアプリで作成したファイルは、通常はCドライブ内に作成されたホームディレクトリ下の「ドキュメント」や「ピクチャ」といった個人用のフォルダーなどに保存されるようになっている。

 実は、こうしたフォルダーは別のドライブに移動できる。個人フォルダーを移しておけば、Cドライブの容量を圧迫することがなく、大容量のデータを快適に扱えるようになる。

その5 大容量HDDをNASストレージとして活用する

接続した大容量HDDをクラウドストレージ化できるアプリ「Pogoplug PC」。2980円でダウンロード購入可能。インストール後、「オン」に切り替えてストレージを追加する

 ノートPCやタブレットなどの複数の端末を使いこなしている場合、大容量HDDをNAS用として活用したい、と考える方も多いだろう。

 その際におすすめなのが「Pogoplug PC」(http://pogoplug.com/ja/softwareli)というリモートアクセスソフトだ。サーバーとなるPCに導入することでクラウドストレージとして使え、DLNAにも対応する。

iOSやAndroidで「Pogoplug」アプリをインストールすることで、出先から大容量HDDへのアクセスが可能に。ただしPCは常時電源をオンにしておく必要がある

iOSやAndroidで「Pogoplug」アプリをインストールすることで、出先から大容量HDDへのアクセスが可能に。ただし、PCは常時電源をオンにしておく必要がある

 クライアントはPCだけでなく、iOSやAndroid機器でも利用可能。アプリ経由で大容量HDDにアクセスできるようになる。サーバーPCはWindows Vistaなど古いOSでも使用できるので、使っていないOSのライセンスを活用しつつ、大容量HDDを活用できる。

(次ページに続く、「さらに大容量のNASを構築」)

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