東芝「dynabook KIRA L93」の7スタイルを使いこなせ! 第2回
自由自在に変形するコンバーチブル&デタッチャブルPC
「dynabook KIRA L93」をさらにデュアルディスプレーで使うと作業が捗る
2014年08月22日 09時00分更新
デュアルディスプレースタイルで作業効率が大幅アップ
続いて、「dynabook KIRA L93」に外付けディスプレーを接続してみよう。用意されている映像出力端子はmicroHDMIのみ。最近ではタブレットでもmicroHDMI端子を搭載しているモデルが多いので、microHDMIケーブルを持っていないならこれを機に購入するといいだろう。通販サイトを利用すれば1000円前後で購入可能だ。購入時はタイプAとマイクロタイプDの端子に対応するものを選ぶこと。
「dynabook KIRA L93」と外付け液晶ディスプレーをHDMIケーブルで接続し、Windows 8.1の「画面の解像度」から「表示画面を拡張する」を選べばデュアルディスプレー化は完了だ。なお「dynabook KIRA L93」は4K出力にも対応しているが、画面を外付けディスプレーだけに表示する場合に限って3840×2160ドットでの表示が可能となる。デュアルディスプレー時の最高解像度は本体、外付けディスプレーともに2560×1440ドットだ。
「dynabook KIRA L93」をノートPCスタイルのまま外付けディスプレーに接続すると、キーボードがとても使いづらい。そこでおすすめしたいのが、キーボードを取り外したデスクトップPCスタイル風の使い方だ。Bluetoothで接続したキーボードを外付けディスプレーの前に配置することでグッと使いやすくなる。「dynabook KIRA L93」側の液晶ディスプレーは、サブディスプレーとして使うのがいいだろう。デスクトップPCスタイルの応用ではあるが、これを「デュアルディスプレースタイル」と呼びたい。
デュアルディスプレースタイルでの利用は非常に快適だ。外付けディスプレーでは写真や文書が大きく表示されるので細かな部分まで見やすい上に、画面により多くの情報を表示可能だ。片方の画面で動画やゲームを楽しみながら、もう片方のディスプレーでほかの作業を行なうといった使い方もできる。作業効率が大きく向上することは間違いない。
キーボードにはポインティングデバイスとしてアキュポイントが付いている点も見逃せない。タッチパッドを操作する際には手をキーボードから離す必要があるが、アキュポイントならキーボード中央にある突起を押しこむだけ。手をホームポジションに置いたままでも操作できるのだ。これまでもdynabookシリーズでは一部のノートに搭載されていたが、操作性に優れ慣れると手放せないというユーザーも多い。通常のデスクトップではキーボードのほかに別途マウスを用意することになるが、「デュアルディスプレースタイル」ならキーボードだけでOKだ。
ちなみに「dynabook KIRA L93」を液晶タブレットやトラックパッドのように使えないか試してみたがうまくいかなかった。映像の外部出力時には、画面の自動回転機能が無効になるとのことだ。
工夫しだいで便利に使える7つのスタイル
今回は「dynabook KIRA L93」をデュアルディスプレー環境で利用してみたのだが、予想以上に使いやすくて驚いた。液晶ディスプレーを回転させたりキーボードを取り外すことで、従来のノートよりもはるかに柔軟な運用が可能となっている。おそらくもっと便利な使い方もあるだろう。このような活用ができるのは、7種類のスタイルに変形できる「dynabook KIRA L93」だからこそだといえる。
この連載の記事
-
第4回
デジタル
相性抜群! 7スタイルの「dynabook KIRA L93」でデジタイザーを使いこなす -
第3回
デジタル
WQHDでCore i7の「dynabook KIRA L93」は写真編集にも活躍 -
第1回
デジタル
7スタイル変化の「dynabook KIRA L93」、直販モデルはCore i7と256GB SSDでパワフル! -
デジタル
東芝「dynabook KIRA L93」の7スタイルを使いこなせ!<目次> - この連載の一覧へ