テントモードやタブレットスタンドモードなど使い方によってスタイルを変化
「Inspiron 11」は、4モード変化のクラムシェルPCで5万円以下とコスパ最強クラス! (2/3)
2014年09月02日 09時00分更新
シンプルなクラムシェルが変形してタブレットに
今回試用したのは、Inspiron 11 2 in 1 エントリー・タッチパネルと同じ構成のモデルだ。CPUはCeleron N2830(2.16GHz)で、Office Personal 2013を搭載しない構成となっている。
クラムシェルとしての形状で見ると、ごくシンプルなシルバーのノートPCといった見た目だ。トップカバー部の中央にミラー加工されたデルのロゴが入っているというのも、Inspironシリーズではおなじみのデザイン。本体素材はさらっとした手触りで、素手で持っても汚れが目立つというようなこともない。
本体サイズは約幅299.98×奥行き200.98×高さ19.40mmで、重量は1.39kg。ヒンジまわりが特にゴツいということもなく、何も知らなければ、ごく普通のノートPCに見える。少し違和感があるとすれば、ディスプレーを開いたキーボード面で、トップカバーの周辺部が少し削ったような形で曲線的なフォルムになっていることは多いが、それと同じような加工がキーボードの周囲にも施されている。
ディスプレーはノートPCとして使っている状態からそのまま180度開いた状態にでき、さらに後ろへ回して行けばクラムシェル状態の時の底面とトップカバーが重なる形でタブレットになる。もちろん、タブレット状態での縦持ちも可能だ。
キーボードとタッチの組み合わせで快適な操作
キーボードはアイソレーションタイプのものを採用している。配列に変形はなく、扱いやすいキーボードだ。キートップの角が大きめに丸くとられているおかげで、見た目が少しかわいらしい。タッチパッドはボタン一体型のものを搭載。本体サイズに対しては大きめで、ノートPCとしてタッチパッドを中心に使いたい人にも不自由はないだろう。
前述のようにキーボードの周囲は外側に沈み込むようなデザインになっているが、タイピング中に違和感があるようなことはない。
タッチの反応も良好だ。ディスプレー周囲に段差はなく、指すべりもよい。表面に光沢のあるグレアタイプのディスプレーだが、ぎらつきや汚れなどもそれほど気にならなかった。解像度は1366×768ドットで、11.6型としてはちょうどよい印象だ。
コンパクトなマシンだけに、男性が利用する時はどうしても肩をすぼめて覗き込むような姿勢になりがちだが、タッチ操作ができると比較的楽な姿勢で使うこともできる。コンパクトマシンは苦手だという人でも、一度触ってみるとよさそうだ。
(次ページ「使い方に合わせてスタイルを変化」へ続く)