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ENVY 15-k000は、GeForce 840M搭載の質にこだわる高性能機

2014年08月11日 11時00分更新

文● 石井英男

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非光沢液晶採用で長時間利用しても目の疲れが少ない

  ENVY 15-k014TXのディスプレーは、15.6型で解像度は1920×1080ドットだ。最近は、光沢タイプの液晶を採用した製品が多いが、本製品は非光沢(ノングレア)タイプの液晶を採用しているのも特徴だ。光沢タイプの液晶は一見鮮やかだが、外光が映り込みやすく長時間使っていると目が疲れやすい。それに対し、非光沢タイプの液晶は、外光の映り込みを防げるので、長時間使っていても目の疲れが少ない。発色も鮮やかで、コントラストも高い。表示品位は優秀だ。

Windows 8.1に最適化されたHPコントロールゾーン トラックパッドが便利

「HPコントロールゾーン トラックパッド」の設定ユーティリティ。操作方法が動画で示されるので分かりやすい

 キーボードはテンキーを含む全105キーで、いわゆるアイソレーションタイプのキーボードである。ボディサイズが比較的大きいため、レイアウトにも余裕があり、キーピッチは約18.5mmで、不等キーピッチもない。キー配列も標準的で、キータッチも良好であり、快適にタイピングが可能だ。キーボードにはバックライトも搭載されているので、暗い場所でもミスタイプを防げる。また、キーボードの左手前には、指紋センサーが搭載されている。指先ひとつでWindowsやWebサイトへのログオン認証が可能であり、セキュリティと利便性を両立できる。

 ENVY 15-k000シリーズのセールスポイントの一つが、ポインティングデバイスとして、新開発の「HPコントロールゾーン トラックパッド」を搭載していることだ。HPコントロールゾーン トラックパッドは、その名の通り、タッチパッドの一種だが、非常にサイズが大きく、Windows 8.1の操作に最適化されているのが特徴。HPコントロールゾーン トラックパッドは、一般的なタッチパッドよりも横長になっており、サイズは横140mm、縦65mmと非常に大きい。よく見ると、左右の幅20mmほどと中央の幅100mmほどの部分では、表面の仕上げが変わっている。中央部分は、通常のトラックパッドと同じように操作できるが、左右のエッジ部分には、それぞれ特別な機能が割り当てられている。

 HPコントロールゾーン トラックパッドは、パッドとクリックボタンが一体になっているタイプであり、そのまま押し込めるのだが、左のエッジ部分をクリック(押し込む)すれば、Windows 8.1のチャームバーを呼び出せる。そのほか、右のエッジ部分をクリックすれば、最近使ったアプリ一覧を呼び出すこともできる。チャームバーのチャームの選択や、アプリ一覧でのアプリの選択は、そのままパッドのエッジ部分で指を上下に滑らせれば可能なので、かなり素早い操作ができる。

 もちろん、これらの機能は、通常のタッチパッドでもエッジからスワイプすれば可能だが、エッジスワイプは慣れないと操作ミスも多い。HPコントロールゾーン トラックパッドなら、確実かつ素早い操作が可能であり、より快適にWindows 8.1を利用できる。なお、左右のエッジ部分も中央部からそのまま指を滑らせてくれば、通常のパッドと同様にポインティング操作が可能なので、使い勝手は良好だ。

音質に定評のあるBeatsAudioスピーカーを搭載

 ENVY 15-k000シリーズは、音質に定評のあるBeatsAudioスピーカーを搭載しているのも魅力だ。キーボードの奥に、定格出力2W+2Wのデュアルスピーカーを搭載している。加えて、PCのサウンドで不足しがちな低音域を強化するために定格出力2.5Wのサブウーファーを搭載しているので、迫力のあるサウンドが楽しめる。BeatsAudioユーティリティによって、音声をクリアにしたり、グラフィックイコライザーで細かいサウンドの調整も可能だ。

キーボード右上にBeatsAudioロゴがある

 また、液晶上部には、約92万画素ウェブカメラとマイクアレイが搭載されているが、BeatsAudioユーティリティで、マイクのノイズ低減やビームフォーミング、エコーキャンセルといった機能を利用できる。

インターフェース類も充実

 インターフェースも充実している。USB 3.0端子×3(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、HDMI出力、有線LAN(1000BASE-T)、ヘッドホン出力/マイク入力を備えるほか、SDカードスロットも搭載する。ワイヤレス機能としては、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0をサポートする。

 バッテリーは4セルで、約4時間30分の動作が可能だが、基本的に据え置きで使う製品なので、バッテリ駆動時間はそれほど重要ではないだろう。ACアダプターは、モデルによって容量が異なり、今回試用したパフォーマンス・フルHDモデルでは65W仕様のACアダプターが付属する(スタンダード・フルHDモデルでは45W ACアダプター、プレミアム・フルHDモデルでは90W ACアダプターが付属)。

ENVY 15-k014TXの背面

ENVY 15-k014TXの前面

ENVY 15-k014TXの右側面。ヘッドホン出力/マイク入力やUSB 3.0、Blu-rayディスクドライブが用意されている

ENVY 15-k014TXの左側面。有線LANやHDMI出力、USB 3.0×2、SDカードスロットがある

付属のACアダプターは65W仕様であり、比較的コンパクトである


(次ページ「GPU搭載で最新MMORPGも快適に動作」へ続く)

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