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世界展開と多角化、スマホゲーム「パズドラ」の戦略

2014年08月04日 04時27分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 数々のスマホ向けゲームを世に送り出しているガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)。なかでも同社を代表するヒット作「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」は、2012年2月20日のサービス開始以来、その人気ぶりはいまだに衰えることなく、むしろ拡大の一途をたどっている。

 この勢いを支える要因の1つは海外戦略。国内でアプリのダウンロード数(DL数)が7月8日時点で累計2900万DL(iOS版、Android版、Kindle Fire版の合計)を達成している点も目を見張るが、世界市場においても3月11日に香港・台湾市場で100DL、3月15日に韓国市場で200万DL、5月22日には北米市場(米国とカナダ)で400万DLを達成している。

国内累計2900万DLを伝えるパズドラ公式サイト
国内累計2900万DLを伝えるパズドラ公式サイト

 欧州市場では配信先を拡大し、従来の英国やフランスなどの7カ国に、7月2日からアイルランドやオーストリア、スウェーデンなど20カ国が加わった。現在の配信先は世界で33の国・地域にまで広がっている。

 スマホ向けアプリの枠を超えた展開も注目される。昨年12月、携帯ゲーム機のニンテンドー3DS向けに「パズドラZ」を発売。スマホから携帯ゲーム機へとユーザー層を拡大させる戦略に打って出た。一方ではゲーム界を飛び出し、マンガ連載やグッズ販売などキャラクターを活用したビジネスへの多角化も図っている。

 また、ゲームセンターやアミューズメント施設等に設置するアーケードゲームにも進出。スクウェア・エニックス(スクエニ)と協働で、パズドラをベースとしつつも新たな世界観を導入したアーケードゲーム版「パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-」をリリースしている。「パズドラZ」においても、カードバトルゲーム化したキッズ・アミューズメントマシン「パズドラZ テイマーバトル」をマーベラスAQLとともに事業展開している。

アーケードゲーム機「パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-」
アーケードゲーム機「パズドラ バトルトーナメント -ラズール王国とマドロミドラゴン-」

 7月29日には「パズドラ」内の新たなゲームコンテンツ「パズドラW」を追加するなど、進化と多角化を続ける「パズドラ」。国・地域や世代を超えた1つのアミューズメントワールドを築きつつある。

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