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AFが速い! はじめてのミラーレスに最適な「α6000」 第1回

熟練者のサブ機にも初心者のはじめてのミラーレスにも最適な1台

動作速度や追従性が向上!AFの反応もよいEマウントフラッグシップ「α6000」

2014年09月01日 09時00分更新

文● 周防克弥

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感度設定は最高でISO25600まで、おまかせオートなどあらゆる機能も

 α6000の画像処理エンジンは、上位モデルの「α7」や「α7R」にも搭載する「BIONZ X」を搭載。感度設定は最高でISO25600まで、複数回のシャッターを切って合成し、画質劣化の少ない画像を記録できるマルチショットノイズリダクションも搭載している。またレンズの絞りを目一杯絞ったときに起こりやすい回折現象を低減してくれる機能もあり、いままでほど絞りすぎを気にしないでもよくなっている。

 撮影モードにはシーン認識機能を備えた「おまかせオート」や、複数回のシャッターでHDRでの逆光補正や高感度撮影が自動でできる「プレミアムおまかせオート」など、初めてデジカメに触れて全てのカメラ任せにできる撮影モードからシャッタースピードや絞りの効果を自分で選んで撮影が可能なマニュアルまであらゆる機能が備わっている。

インターフェースにもダイヤル操作をメインに直感的な操作が可能なほか、ボタンでの操作も可能で使いやすいほうを選んで操作が可能な点も多くの人に優しい設計だ。ボタン類のカスタマイズ性は高く、好みの機能を割り当てることができるので、自分の撮影スタイルに合わせたカスタマイズが可能だ。また薄く小型なボディながらもEVFを内蔵しているため、明るい屋外等で液晶モニタが見えづらい時や、撮影に集中したい場合も便利だろう。

ミラーレス機の利点である短いフランジバックを利用して古い一眼レフ用やレンジファインダー用のレンズを装着して楽しむ層にも便利なのがピーキング機能だ。光学系のファインダーと違い、ピントの確認がしにくい液晶やEVFでもしっかりとピントの山をつかめる。もちろん純正のレンズでも使用可能なので、厳密なピント合わせをマニュアルでやりたい場合にも便利に使える。

感度設定は、ISO100からISO25600まで設定可能。ISO800あたりからディテールへ影響が出てくるが、ISO3200くらいまでなら気にするほどではない。ノイズはISO1600くらいから目立ち始めるISO6400からはノイズもディテールの再現性にもかなりの影響がでてくるが、意外にも大きな崩れはない。最高感度のISO25600でも十分に使える画質ではある。

感度サンプル

ISO100

ISO200

ISO400

ISO800

ISO1600

ISO3200

ISO6400

ISO12800

ISO25600

マルチショットノイズリダクション(ISO1000相当)

 様々な効果の楽しめるピクチャーエフェクト。モード切り替えで効果を選ぶだけで芸術的な写真を撮ることが可能だ。何をとってもそれなりに面白みのある写真に仕上がる。

ピクチャーエフェクト

オリジナル

トイカメラ

ポップカラー

ポスタリゼーション

レトロフォト

ソフトハイキー

パートカラー(緑残し)

ハイコントラストモノクロ

ソフトフォーカス

絵画調HDR

リッチトーンモノクロ

ミニチュア

水彩画調

イラスト調

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