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ネットプロモの成功のカギとは!? ウェブ担のお悩み解決! 第2回

使い勝手の良さとウェブ設計の親切さを追求

日本人による日本人のためのウェブ制作サービスを求めて

2014年08月25日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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BiNDクラウドに貫かれるBiNDのデザイン作法

── デザインに関するところで、クラウド版、パッケージ版に共通するところはどこでしょうか?

 これまでパッケージ版のBiNDに貫かれていた思想である「余計なデザインをさせない」「頭を悩ませない」ということがBiNDクラウドにも継承されています。テンプレート上で、自分の伝えたい情報を差し替えるだけでページが、ウェブサイトが完成していく。それから、プロのウェブデザイナーならPhotoshopで変更するようなデザインの変更も、直接BiNDで作っていけるという特徴も、もちろんBiNDクラウドに盛り込まれています。そういう“面倒”を省略し、ウェブサイトを作り込んでいくという作業に集中していただけるところは共通しています。残った労力は、原稿を書いたりデザインを組み換えたりするのに使っていただけます。自分の伝えたいことをそのまま反映できるような、そういうデザイン思想がBiNDクラウドのテンプレートにあります。もちろんそこから、ユーザースキルに合わせたカスタマイズは可能になっています。

── BiNDクラウドは、「読める」サイトデザインにこだわっているとか

 見た目の印象としてまずは「カッコイイ」と感じていただくのは重要です。見た目で引きつけたうえで「読んでもらう」気持ちにまずはさせるテンプレートデザインにしたいと思っています。ページ設計、読みやすさ、デザインによる装飾のバランスが整ったうえで、読み手が「いいサイトだね」と感じながらちゃんと作り手の情報が伝わるのがベストでしょう。

ウェブサイトを作るつもりで作られた
テンプレートだから完成度が高い

── BiNDクラウドに収録されたテンプレートを見ると「テンプレート」というよりも1つの「ウェブサイト」を意識的に作っているような気がします。

 そのとおりです。テンプレートを数だけ揃えようとすると、「レイアウトの提案集」みたいな感じになってしまいます。それはテンプレートとして、ウェブページの「設計」を示しているのではなく、ただ文字の形や写真の置き方を変えているだけのものになってしまいます。そういう作り込まれていないテンプレート実際使おうと思ったら、テンプレート中に要らない要素が多すぎるという事態になることが多いのです。

BiNDの編集画面は、色ごとにブロック分けされているのが特徴だ。見た目のままに編集作業ができるので間違えにくい

 私の知り合いに話を聞いたときも、あるツールのテンプレートを使おうとすると「テンプレート内の6割ぐらい削ってようやく使えるようになるよ(笑)」などという意見がありました。我々は、ウェブページを1本作るという気持ちでテンプレートを作ったほうが、ユーザーが明確に使えると考えているのです。なぜならそこには、コンテンツの見せ方の提案が入り、読まれるための情報設計がきちんと組み込んであるものになれば、作る上でもユーザーは参考にできるし、結果的に活きたテンプレートになると考えています。


(次ページ、「デザイナーのアンテナに引っかかった、最先端のデザインを意図せずして使える」に続く)

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