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「VoXT セルフ」と「VoXT フル」の2プランを用意

音声認識ソフト+人力の文字起こしサービス「VoXT」

2014年07月30日 18時10分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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アドバンスト・メディアが7月30日、新サービス「VoXT(ボクスト)」を発表

 アドバンスト・メディアは7月30日、新サービス「VoXT(ボクスト)」を発表した。同社の音声認識技術「AmiVoice(アミボイス)」を利用した文字起こしサービス。「VoXT セルフ」と「VoXT フル」の2プランを用意する。

 VoXT セルフは従量課金制の文字起こしサービスで、録音された音声を専用ソフトからアップロードすることで、自動的に音声を認識し、テキスト形式にしてくれるというもの。

文節単位で区切ってテキスト化されている。録音状態は並といったところのファイルでこのくらいの精度。誤変換部分は手打ちで直していくか、VoXT 音声入力を利用して直す

 誤認識された部分は自分で編集する必要があるが、キーボードの入力に慣れた人と比べても、約2〜4倍程度の入力速度が期待できるという。料金は1分あたり32円で、ヘビーユーザー向けに月額2160円の「お得プラン」も用意する。また音声による入力にも対応する(別途「VoXT 音声入力/月額324円」の契約が必要)。

 VoXT フルは完全委託型のサービスで、専用の文字起こしスタッフ(同社では「VoXTer/ボクスター」と呼ぶ)がVoXTを使って文字起こしを代行してくれるというもの。

 24時間以内に納品の「特急」、5営業日以内に納品の「通常」、10営業日以内に納品の「ゆったり」の3プランを用意し、料金は従量課金制で1分(VoXTerの作業時間でなく、音声ファイルの時間)あたり216円から。30分、1時間、2時間などのパック料金も用意し、こちらは「ゆったり」の30分で6480円から。

ボクスター/ボクスター事業者のイメージ。「キーボードに慣れていない人でも文字入力できる」ので、「新たな雇用を生む可能性を秘めていると」社長は語る

 アドバンスト・メディアはこれまでも、都議会や県議会をはじめとした幅広い分野に音声認識を活用した議事録作成システムなどを提供してきた。

 VoXTも官公庁や自治体、金融機関などのほか、TV局、記者などに向け広く提供していくとしているが、それに加えて、同社では速記会社や個人事業主と連携の上、「VoXTを軸にした新市場の創出」も図っていくという(代表取締役会長兼社長 鈴木清幸氏)。代表取締役会長兼社長の鈴木清幸氏は「文字起こしをする人、委託したい人、仕事にしたい人をつなぎ」、「5年後に約28億円の売り上げ」を目指すと語る。

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