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業界人の《ことば》から第103回

ナデラCEOの講演から:

マイクロソフトは何を目指すか、リストラ、OS再編、そしてニーチェ

2014年07月30日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「技術を変えることはそれほど難しいことではないが、文化を変えるのは難しい。私は文化を変えることに取り組んでいる」(米マイクロソフトのサティア・ナデラCEO)

ポストPCの分野で遅れをとったマイクロソフトの挽回策とは?

 2014年2月に、米マイクロソフトの3代目CEOに就任したサティア・ナデラ氏は、就任以来、相次ぐ改革に乗り出している。

 そのベースにあるキーワードは、「Mobile first,Cloud first」

Mobile first,Cloud first

 これまでの取り組みをみても、その姿勢は明確だ。

 たとえば、9型以下のデバイスへのWindowsの無償提供は、タブレットでの遅れを取り戻すための施策のひとつ。これは、「Mobile first」の考え方に則ったものであり、モバイル事業拡大のための施策だ。

 また、iPadに向けてOfficeを無償提供する「Office for iPad」は、Officeを、最も世界で利用されているタブレットであるiPadで利用できるようにし、さらにこれをクラウドサービスで提供するというもの。Mobile firstとCloud firstのいずれもを具現化する戦略だ。

 Mobile first,Cloud firstという号令の裏には、マイクロソフトの弱い部分は、むしろこの2つの領域であるという認識がある。

ITの主役はいまやタブレットであり、スマホ

 タブレットやスマホといったモバイル領域では、アップルやグーグル(Android)に先行され、クラウド領域ではアマゾンやセールスフォース・ドットコムに遅れをとっている。

 ここに力を注がない限り、マイクロソフトのIT業界における覇権奪回はあり得ない。そのための施策が、Mobile first,Cloud firstという号令のもとに、相次いでいるというわけだ。

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