本を開くようなイメージで照明が点灯
机の上やテーブルにLumiosfを置いて、普通の本のように表紙を開くと、ページに見立てたタイベック製の蛇腹構造のページが開き、自動的に内部に仕組まれたLEDが500ルーメンの明るさで点灯する。もちろん閉じると自動的に消灯する。
充電はLumiosfの下部のmicroUSB端子から行なう。家庭のコンセントからiPhoneやAndroid用の2.1A出力のUSB/ACアダプター経由で約10時間充電すれば、7~8時間の点灯が可能だ。筆者宅では自宅にあった普段使いのUSBケーブルでも充電は可能だった。
数字の大小だけではなかなか実感がわかない“ルーメン”という明るさの単位だが、Lumiosfの500ルーメンの明るさは、照明を完全に消灯した室内や屋外で本を読むには十分な明るさだった。昼間に充電して、夜は寝室やリビングのテーブルで読書をするというイメージなら7~8時間の点灯時間は十分過ぎる。
ランタンやペンダントライト的な使い方もできる
Lumiosfの表紙と裏表紙の中央部に近い特定の箇所にはマグネットが仕組まれており、そのマグネットと、付属の木製ペグ(マグネット内蔵)とレザーストラップを使用することで、Lumiosfを360度開き固定し、周囲360度を照らすテーブルトップスタンドとして利用することもできる。
アパートやマンションなど既成のワードローブでは、内部に照明が用意されていないことも多い。そんな時でも、ワードローブ内の任意の場所にLumiosfの表紙と裏表紙の2ヵ所のマグネット位置と対応する部分に金属板等を固定しておけば、照明が必要なときにはLumiosfを持ち込めば解決するだろう。
Lumiosfの表紙、裏表紙は一枚のウォルナット材を使用しているが、その背表紙部分には、工芸品的な多数のスリット(切れ目)が入っており、360度までのスムースな開閉を実現している。
また、680gという軽さは木製ペグと付属のレザーストラップを使うことで、Lumiosfを手提げのランタンとして、時には天井から吊るしてペンダントライトとしても活用できることに貢献している。
工芸品のような外観に
アイデアと最新技術を詰め込んだ逸品
Lumiosfは最先端のテクノロジーをアジアンテイストの工芸品のような外装で隠ぺいした、ありそうでなかったライフスタイルアイテムだ。表紙と裏表紙に強力な磁石を仕込んだことで、家庭やオフィス、そして屋外でもさまざまな使い方の広がりを実現している。
照明機器に限らず、食べ物をはじめすべての商品が価格的には安価な方向に向かう現代において、Lumiosfは決して安くはないが買う価値のある商品だ。
今回の衝動買い
アイテム:Lumiosf
価格:アークトレーディングにて2万9160円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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