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超新米編集者のルクセンブルク&フランス滞在記

ヨーロッパで出くわした「三大事件」

2014年07月22日 07時00分更新

文● 腰 裕人/アスキークラウド編集部

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生のハンバーグではないのよ「タルタル事件」

 ビストロつながりで、もう1つ。

 また別のビストロで、メニューを眺めていると「牛肉のタルタルステーキ」という皿が目にとまった。タルタルステーキとは、何だろうか。タルタルソースがかかったステーキなのかな? それは美味しそうだ、ということで「タルタルステーキをレアで」と迷わず注文。これが事件の発端だった(オトナな方にはすでにネタバレしてるかもしれませんが(笑))。

 10分ほど待ち、料理が出てきて愕然。生の挽肉の上に卵が乗り、皿の周りには薬味が据えられている。ユ、ユッケがでてきた! ステーキなのにユッケが出てきた!! しかも、タルタルソースはどこ!? 確かに「レア」と言ったが、生が出てくるとは予想の斜め上。とりあえずユッケと同じ要領で卵と混ぜて、薬味に付けて食べたが、あまりにインパクトが強くてちゃんと味わえず、ハンバーグの焼いてないものを食べたという印象しか残らなかった。

photo

タルタルステーキ。薬味と混ぜて食べるのだが、ユッケにしか見えなかった。

 ホテルに戻り、タルタルステーキを調べたところ、確かに生のミンチ肉と卵、さまざまな薬味や調味料を混ぜて食べる料理らしい。タルタルソースだけがタルタルではなかったと、生まれて初めてパリで学んだ。くしくもユッケのおかげで、食べ方だけは合っていたが。


 他にも、電車内でスリをしようとした男性が、様子を見ていた観光客らしい女性にグーパンされて撃退されたり、帰りのパリの空港で「募金しろ!(何の募金かは不明)」と女性にしつこく付きまとわれたり、日本が台風に襲われて帰りの飛行機が飛ぶかどうかわからなかったりと事件に事欠かなかった初の海外。ただ、みなさまにこれだけは伝えておきたい。クレームを言うときは、自分で言いましょう。

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