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2.5インチSSD 2014夏の頂上決定戦 第1回

この夏SSD買うならコレ!! 売れ筋&注目の全6メーカー7製品

2014年07月30日 17時00分更新

文● 藤田 忠

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高いコストパフォーマンスで
大人気のCrucial「MX100」

 続いては爆発的人気のCrucialブランドの新型SSD「MX100」シリーズだ。手ごろな価格帯で、信頼性に定評あるMarvell製コントローラー「88SS9189」とMicron製の16nm MLC NANDフラッシュ(128GBモデルは20nm MLC NANDフラッシュ)を採用。

Crucial「MX100」

 上位モデルの「MX550」に匹敵する性能に加えて、信頼性指標となる総書き込み可能容量(TBW)は、1日あたり40GB換算で約5年間使用できる72TBで、MTBF(平均故障間隔)も150万時間と、一線級になっている今最も注目の2.5インチ SSDといえる。

 なお、MX550との性能比較は「爆発的人気の「Crucial MX100」は噂通りの“価格破壊者”だった」を参照してもらいたい。

Crucial MX100
型番 CT128MX100SSD1 CT256MX100SSD1 CT512MX100SSD1
容量 128GB 256GB 512GB
サイズ 2.5インチ、7mm厚
接続インターフェース シリアルATA 6Gbps
コントローラー Mervell 88SS9189
NANDチップ Micron 20nm MLC NAND Micron 16nm MLC NAND
シーケンシャルリード 550MB/s
シーケンシャルライト 150MB/s 330MB/s 500MB/s
ランダムリード(IOPS) 8万IOPS 8万5000IOPS 9万IOPS
ランダムライト(IOPS) 4万IOPS 7万IOPS 8万5000IOPS
MTTF(平均故障時間) 150万時間
TBW(総書き込み可能容量) 72TB
保証期間 3年間
実売価格 8500円前後 1万3000円前後 2万3000円前後

コントローラーには、性能と信頼性に定評のあるMarvell製「88SS9189」を採用

容量256GB「CT256MX100SSD1」の基板。NANDフラッシュにはMicron製を採用する

 ちなみに3年保証が付属する国内正規代理店扱いの容量256GB「CT256MX100SSD1」は、あまりの人気で品薄、若干値上がりしている。ただ、秋葉原のPCパーツショップには保証期間が短くなるが、性能はまったく同じ並行輸入品が出回っているので、こちらを狙うのもありだ。

鉄板PLEXTOR製SSDの
メインストリームモデル

 サーバーグレードをうたうMarvell製コントローラー「88SS9188」と東芝製19nm NANDフラッシュメモリーの鉄板コンビに、PLEXTOR製SSDおなじみの長期間の利用時でも速度低下を抑える「True Speed Technology」などの独自機能を搭載するのがPLEXTOR「M6S」シリーズだ。

PLEXTOR「M6S」

 CFD「S6TNHG6Q」と同じように、発売当初は容量256GBモデルで2万円前後だったが、6月ごろからジワジワと値下がりし、限定特価品を除いた秋葉原の最安値(7月26日調べのサハロフの秋葉原レポート)は、1万5000円前後にダウン。手が出しやすい価格で、安定したリード・ライト性能と定評ある信頼性のSSDが欲しい人は狙い目といえるだろう。

PLEXTOR M6S
型番 PX-128M6S PX-256M6S PX-512M6S
容量 128GB 256GB 512GB
サイズ 2.5インチ、7mm厚
接続インターフェース シリアルATA 6Gbps
コントローラー Mervell 88SS9188
NANDチップ TOSHIBA 19nm MLC NAND
シーケンシャルリード 520MB/s
シーケンシャルライト 300MB/s 420MB/s 440MB/s
ランダムリード(IOPS) 8万8000IOPS 9万IOPS 9万4000IOPS
ランダムライト(IOPS) 7万5000IOPS 8万IOPS 8万IOPS
MTTF(平均故障時間) 150万時間
TBW(総書き込み可能容量) 73TB
保証期間 3年間
実売価格 9500円前後 1万6500円前後 4万5000円前後

コントローラーには、サーバーグレードをうたうMarvell製「88SS9188」を採用している

容量256GB「PX-256M6S」の基板。NANDフラッシュには東芝製「TH58TEG8DDKTA20」が採用されていた

次のページに続く (お手ごろSSDの定番、サムスン製SSD

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