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いま最も「有害な」スーパーヒーロー、トップ10

2014年07月28日 16時00分更新

文● Helen A.S. Popkin via ReadWrite

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インターネット市民なら常に警戒したい、『最も「有害な」スーパーヒーローのトップ10』がマカフィーから発表された。

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サンディエゴではComic-Con(毎年行われるコミックやアメコミの大型展示会)の真っ最中だが、コンピュータセキュリティの権威マカフィーは今年も『最も「有害な」スーパーヒーローのトップ10』を発表した。

今回の結果にスーパーマンは喜ばないだろう。

今年、マカフィーによる「ウィルス、マルウェア、そしてパスワードと個人情報を盗むことを目的とした悪意のあるソフトウェアが搭載されたサイト」に導く有害なリンクによって、ユーザーの大事なコンピューターをお釈迦にしてしまう可能性のあるコミック界の犯罪戦士の年間リストのトップには「マン・オブ・スティール(スーパーマン)」が輝いた。

以下が10位までのリストとそのパーセンテージ(「スパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング、ウィルスあるいは他のマルウェアのようなオンライン脅威に対して肯定的なテスト結果が出たウェブサイトにランディングする可能性」)だ。

マカフィーによる最も「有害」なスーパーヒーロー・トップ10

1. スーパーマン、 16.50%

2. マイティ・ソー、 16.35%

3. ワンダーウーマン + アクアマン (同率) 15.70%

4. ウルヴァリン、 15.10%

5. スパイダーマン、 14.70%

6. バットマン、 14.20%

7. ブラック・ウィドウ、 13.85%

8. キャプテン・アメリカ、 13.50%

9. グリーンランタン、 11.25%

10. ゴーストライダー、 10.83%(※)

※ゴーストライダーはヒーローと呼べないかもしれないがここではスーパーヒーローとして集計

「俺の大好きな『Arm Fall Off Boy』はどこにいった?」と疑問をもつかもしれないが、毎年マカフィーは過去数年の間に映画化、あるいは何かしらで話題となったヒーローを対象としてることに注意してほしい。去年1位だったアクアマンは、ここのところTVや映画にあまり登場していないが、DCコミックは十分な数の人がこのアトランティスからの使者を検索し、悪い輩たちが彼を脆弱性のあるウェブ検索のえさとして利用しているという事実には注目したほうがいいかもしれない。

ジャスティン・ビーバーに関する疑わしいニュースをクリックしてしまって後悔した経験のある人であればご存知の通り、インターネットの悪い輩たちはネットで人気や話題のものに彼らのウィルスを仕込み、それをいかにもそれらしいリンクに見せかけてしまう。マカフィーは「スーパーマンおよびtorrent無料ダウンロード」、「スーパーマンおよび閲覧」、「スーパーマンおよび無料アプリ」などに続くリンクには特に気をつけて欲しいと警告している。

マカフィーは、基本的にインターネット上では絶対に安全なものは存在せず、悪質なマルウェアはいかなる形式でいかなる場所にも多かれ少なかれ存在する可能性があることを指摘している。

とにかく、無邪気にインターネット検索を利用している人たちは最も警戒すべきだ。スーパーマンは一般的に誰にとっても最も信頼できる存在だ。悪玉ハッカーやスパマーたちは、こういったヒーローを信用しているアメリカ人(または外国人)を悪意のあるプログラムに感染したサイトにおびき寄せるために、彼らの名前を利用する。たとえそれが、クラーク・ケントとしても知られる人気のスーパーヒーローであっても、注意が必要だ。

トップ画像提供:Warner Bros. Pictures

Helen A.S. Popkin
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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