パワー(power)はでんげん
でんげんだよ。これがないと何も始まらない。電池(でんち)をつないで、リトルビッツのモジュール全体にパワーを送るんだ。
シンセスピーカー(synth speaker)は音を出すところ
スピーカーは電気の波を、空気のしんどうにかえて音にするもの。音の出口だよ。まんなかがへこんでいる銀のドームが「しんどうばん」。これがすばやく動いて、空気をゆらすんだ。
このスピーカーに、さっきの電池をつなぐと「パツン!」と音が出るけど、それは電気のパワーで、しんどうばんが動いたからなんだ。
ふつうはやっちゃいけないけど、リトルビッツのスピーカーは、しんどうばんに指をあてて、しんどうを感じることもできるよ。
でも電池をつないだだけじゃ「パツン!」でおしまい。「ぶー」とか「ぴー」とか「ぽーん」みたいな、音の波は作り出せないんだ。それで、あの手この手を作って、音の波をつくりだそうというのが、他のモジュールなんだよ。
ランダム(random)はノイズを作るところ
「ノイズ」を作るモジュールだよ。ノイズはにほんごで「雑音(ざつおん)」という意味。「あまちゃん」の音楽をつくった、大友良英(おおともよしひで)さんが、世界てきにもノイズでゆうめいだね。
ええと、こういうのを「話がだっせんする」というんだよ。ほんだいにもどろうね。
ノイズって、なんだかうるさそうだけど、ぶんせきしてみると、とてもふくざつな電気の波なんだ。このふくざつな電気の波を使って、他のモジュールを動かすこともできるんだよ。
(次ページでは、「音をかえるモジュールを見ていくよ」)