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PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 第3回

3万円台の4Kカメラと4万円のハイレゾレコーダーで夏休みを満喫!

2014年07月26日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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ハンズフリーで4K映像を撮影!
Wi-Fiも内蔵するパナソニック「HX-A500」

本体部分とカメラ部分が分離しているHX-A500

本体部分とカメラ部分が分離しているHX-A500

 パナソニックのHX-A500は、4K/30pの撮影に対応したウェアラブルカメラの上位モデルで、約1276万画素(有効画素数約903万画素)の「新・高感度MOSセンサー」を搭載。

HX-A500のカメラ部。円筒型のカメラの末端にやや太めのケーブルが出ている。上部に見える六角形の孔がマイク部(モノラル)だ

HX-A500のカメラ部。円筒型のカメラの末端にやや太めのケーブルが出ている。上部に見える六角形の孔がマイク部(モノラル)だ

 本体とケーブルでつながっているカメラ部は、直径26.5×奥行68.5mmという極小といっていいサイズだが、そこに新開発の高解像度F2.8レンズを搭載。高精細な4K撮影に対応している。映像処理エンジンも独自の「クリスタルエンジンPRO+」で高速処理が可能だ。

頭部への装着イメージ。額の部分のゴムバンドは頭を激しく揺らす場合など、必要に応じて装着する

頭部への装着イメージ。額の部分のゴムバンドは頭を激しく揺らす場合など、必要に応じて装着する

 カメラ部は付属のヘッドマウントで頭部に装着可能。重さはほとんど感じず、かなり軽快だ。一方のレコーダー部も幅59.5×奥行26.7×高さ94mmと十分にコンパクト。この小ささで、BluetoothおよびWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)まで内蔵しているのだから、かなりの凝縮度だ。

カメラ部がつながるレコーダー部。ちょっと厚みはあるがカードサイズで胸ポケットなどにも収納できる

カメラ部がつながるレコーダー部。ちょっと厚みはあるがカードサイズで胸ポケットなどにも収納できる

アームバンドケースにセットした状態。しっかりと腕に固定でき、そのまま操作も行なえる

アームバンドケースにセットした状態。しっかりと腕に固定でき、そのまま操作も行なえる

 ウェアラブルカメラとしては珍しく表示用の1.5型液晶パネルも搭載し、本体のみで映像の確認が可能。ポケットなどにも収まるサイズだが、腕に装着できるアームバンドケースが付属しているので、スポーティーな場面でも落下などの心配なく装備できる。

本体は防水仕様(IPX8、防水3m)。側面のカバーを開けると、microUSB端子とmicroSD(最大32GBのSDHC規格に対応)カードスロットがある

本体は防水仕様(IPX8、防水3m)。側面のカバーを開けると、microUSB端子とmicroSD(最大32GBのSDHC規格に対応)カードスロットがある

 レコーダー部、カメラ部ともにIPX8に相当する防水仕様になっており、接続端子などは厳重なカバー内に収納される。充電およびPCとの接続用のmicroUSB端子と、記録用のmicroSDカードスロットがある。

 映像の圧縮方式はMPEG-4 AVCで、4K撮影時の3840×2160ドット/30pでの転送レートは最大72Mbps/VBR。このほか1920×1080ドット/60p(最大28Mbps)や、848×480ドット/30p(平均4.5Mbps)などの撮影モードが選べる。これとは別に、フルHDなら60または120fps、848×480ならば240fpsの撮影ができるスローモーションモードも備える。

 音声については、モノラル録音でフォーマットはAAC。少々物足りないスペックだが、今回は音声については別途収録するので問題ない。ちょっと感じたのは、外部マイク用の入力端子も欲しかったところ。防水性能との兼ね合いが悩ましいところだが、映像だけ4Kでも音がモノラルというのは少々寂しい。

 こうした撮影でそこまでこだわる人は少ないと思うが、やはり音質にもこだわるならば音声は別途収録することになるのだろう。

コンパクトサイズでDSD録音までこなす高性能レコーダー
コルグ「MR-2」

比較的コンパクトなサイズだが、大きめのディスプレーには録音レベルや時間経過、録音フォーマットなど詳しく情報を表示できる。基本的な操作は下部の十字キーで行なう

比較的コンパクトなサイズだが、大きめのディスプレーには録音レベルや時間経過、録音フォーマットなど詳しく情報を表示できる。基本的な操作は下部の十字キーで行なう

 コルグのMR-2は、いわゆるリニアPCMレコーダーで最大192kHz/24bitのリニアPCM(.wav形式)のほか、DSD2.8MHzの録音に対応している。

左側面には、マイク入力/ライン入力/ヘッドホン出力と録音レベル調整ボタンがある。一番右にあるのはホールドスイッチ

左側面には、マイク入力/ライン入力/ヘッドホン出力と録音レベル調整ボタンがある。一番右にあるのはホールドスイッチ

右側面には、ボリュームボタン/電源ボタン、USB端子とSDカードスロットがある。右はマイクの向きを変えるダイヤル

右側面には、ボリュームボタン/電源ボタン、USB端子とSDメモリーカードスロットがある。右はマイクの向きを変えるダイヤル

ボディーの下方に三脚用の穴があり、

ボディーの下方に三脚用の穴があり、固定して録音ができる

 コルグの製品だけに、プリセットの録音セッティングには、楽器演奏やステージ演奏などが数多く用意されている。マイク感度の調整やレベル調整などかなり専門的なマイクセッティングができるのが本格的だ。

背面の電池ケース。単3形電池を使用できるので、万一出先でバッテリーが切れても調達しやすい。背面には三脚に取り付けられるネジ穴もある

背面の電池ケース。単3形電池を使用できるので、万一出先でバッテリーが切れても調達しやすい。背面には三脚に取り付けられるネジ穴もある

 ついでに、DSDを含むハイレゾ音源の再生もできるので、普段はポータブルプレーヤー的に使うようなこともできる。バッテリーは単3電池2本となっており、アルカリ乾電池のほか、ニッケル水素などの充電池も使える。DSD録音などではバッテリー消費がわりと激しいので、充電池を複数用意していくのが便利だろう。

(次ページに続く、「バイノーラル録音を超簡単に行なえるローランド「CS-10EM」」)

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