ハンズフリーで4K映像を撮影!
Wi-Fiも内蔵するパナソニック「HX-A500」
パナソニックのHX-A500は、4K/30pの撮影に対応したウェアラブルカメラの上位モデルで、約1276万画素(有効画素数約903万画素)の「新・高感度MOSセンサー」を搭載。
本体とケーブルでつながっているカメラ部は、直径26.5×奥行68.5mmという極小といっていいサイズだが、そこに新開発の高解像度F2.8レンズを搭載。高精細な4K撮影に対応している。映像処理エンジンも独自の「クリスタルエンジンPRO+」で高速処理が可能だ。
カメラ部は付属のヘッドマウントで頭部に装着可能。重さはほとんど感じず、かなり軽快だ。一方のレコーダー部も幅59.5×奥行26.7×高さ94mmと十分にコンパクト。この小ささで、BluetoothおよびWi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)まで内蔵しているのだから、かなりの凝縮度だ。
ウェアラブルカメラとしては珍しく表示用の1.5型液晶パネルも搭載し、本体のみで映像の確認が可能。ポケットなどにも収まるサイズだが、腕に装着できるアームバンドケースが付属しているので、スポーティーな場面でも落下などの心配なく装備できる。
レコーダー部、カメラ部ともにIPX8に相当する防水仕様になっており、接続端子などは厳重なカバー内に収納される。充電およびPCとの接続用のmicroUSB端子と、記録用のmicroSDカードスロットがある。
映像の圧縮方式はMPEG-4 AVCで、4K撮影時の3840×2160ドット/30pでの転送レートは最大72Mbps/VBR。このほか1920×1080ドット/60p(最大28Mbps)や、848×480ドット/30p(平均4.5Mbps)などの撮影モードが選べる。これとは別に、フルHDなら60または120fps、848×480ならば240fpsの撮影ができるスローモーションモードも備える。
音声については、モノラル録音でフォーマットはAAC。少々物足りないスペックだが、今回は音声については別途収録するので問題ない。ちょっと感じたのは、外部マイク用の入力端子も欲しかったところ。防水性能との兼ね合いが悩ましいところだが、映像だけ4Kでも音がモノラルというのは少々寂しい。
こうした撮影でそこまでこだわる人は少ないと思うが、やはり音質にもこだわるならば音声は別途収録することになるのだろう。
コンパクトサイズでDSD録音までこなす高性能レコーダー
コルグ「MR-2」
コルグのMR-2は、いわゆるリニアPCMレコーダーで最大192kHz/24bitのリニアPCM(.wav形式)のほか、DSD2.8MHzの録音に対応している。
コルグの製品だけに、プリセットの録音セッティングには、楽器演奏やステージ演奏などが数多く用意されている。マイク感度の調整やレベル調整などかなり専門的なマイクセッティングができるのが本格的だ。
ついでに、DSDを含むハイレゾ音源の再生もできるので、普段はポータブルプレーヤー的に使うようなこともできる。バッテリーは単3電池2本となっており、アルカリ乾電池のほか、ニッケル水素などの充電池も使える。DSD録音などではバッテリー消費がわりと激しいので、充電池を複数用意していくのが便利だろう。
(次ページに続く、「バイノーラル録音を超簡単に行なえるローランド「CS-10EM」」)
この連載の記事
-
第2回
デジカメ
5万円台でハイエンド級も! 防滴&防水仕様のお買い得デジカメ -
第1回
PC
5万円台の2in1ノート対決、ASUS vs hpどっちが買い!? -
PC
PCにデジカメに4Kカメラ! この夏買いたいお買い得デジタル製品 - この連載の一覧へ