ヤフーと米トレジャーデータは25日、法人向けビッグデータビジネス領域で業務提携すると発表。IDCフロンティアのクラウドコンピューティングとクラウドストレージを活用し、「Yahoo!ビッグデータインサイト」の提供を開始する。
トレジャーデータは2011年12月米シリコンバレーに設立されたベンチャー企業。大量のデータを収集・保管・分析するクラウド型データマネージメントサービス(DMS)「トレジャーデータサービス」を提供している。「Yahoo!ビッグデータインサイト」は、トレジャーデータのクラウド型DMSを活用したクラウド型のビッグデータ分析基盤ソリューション。これまで企業ごとに独自に構築・運営してきたHadoopなどの分散処理プラットフォームなどに比べ、低価格、高速かつ容易にデータを分析できることをうたう。
ビッグデータの利活用に注目する企業が多い一方、ビッグデータの収集・保管・分析に必要な環境整備やコスト、専門技術者の不足が課題となっている。「Yahoo!ビッグデータインサイト」はこうした課題に対応し、企業のビッグデータ利活用のニーズに応えるもの。インフラの運用管理を事業者側が行うマネージドサービスであるため、データ分析の専門家だけではなく、マーケティング担当者も活用することが可能。月額定額制である点も大きな特徴となる。