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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第365回

オリンパス「Stylus 1」&「E-M1」で撮る神楽坂の街猫

2014年07月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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雨と古い街並みの中の猫を撮る

 一番ありがたかったのは、地元に古くから住んでる方々。地元民だけあり、どこどこの誰それのところに猫がよくいる、ってな情報をちゃんと持ってるのだ。

 顔見知りの方々に挨拶しながら「さっきまでうちでごはん食べてたから、まだその辺にいると思うよ」なんてこと教えてもらいつつ歩ける。

 途中、雨脚が強まったが、おかげで車の下で雨宿りしてる猫を見つけたり。

駐車場で2匹の猫が雨宿り。この2匹はみんなにカメラを向けられてちょっと困り顔。何人もの老若男女が車の下を覗き込んでる姿はなかなか壮観でありました(2014年7月 オリンパス E-M1)

駐車場で2匹の猫が雨宿り。この2匹はみんなにカメラを向けられてちょっと困り顔。何人もの老若男女が車の下を覗き込んでる姿はなかなか壮観でありました(2014年7月 オリンパス E-M1)

 人がひとりやっと歩けるかってな狭い路地の奥、古い民家の脇にいたり(前ページ冒頭写真)。

 塀の上にちょこんと座って我々が歩くのを見下ろしてたり。

塀の上で道往く人を見下ろしていたふさふさ猫。近所で飼われているのでしょう。美猫でありました(2014年7月 オリンパス E-M1)

塀の上で道往く人を見下ろしていたふさふさ猫。近所で飼われているのでしょう。美猫でありました(2014年7月 オリンパス E-M1)

 この塀の上猫は近所で飼われているのか、美形でありました。

 美形なので望遠でもう一枚。

顔をアップで(2014年7月 オリンパス Stylus 1)

顔をアップで(2014年7月 オリンパス Stylus 1)

 さらに街外れの方へ足を伸ばすと、家と家の狭い隙間に立派な猫発見。

日本の家って、家と家の間に狭い数10cmの隙間がある。猫にとってはおあつらえむきの道。そんなとこにちょこんと座っていたのを発見(2014年7月 オリンパス Stylus 1)

日本の家って、家と家の間に狭い数10cmの隙間がある。猫にとってはおあつらえむきの道。そんなとこにちょこんと座っていたのを発見(2014年7月 オリンパス Stylus 1)

 そんな猫にカメラを向けてたら、すぐ脇のおうちの扉が開いて、犬を連れた人が出てきたのだ。でも犬も猫も互いに気にも留めない。

 そのおうちの方と立ち話をしてみると、その犬と猫は仲良しなのだという。犬が歩きはじめると猫もついて行くくらい。

仲良くお散歩の図。猫はツンデレ気味で、犬の方がご執心(2014年7月 オリンパス E-M1)

仲良くお散歩の図。猫はツンデレ気味で、犬の方がご執心(2014年7月 オリンパス E-M1)

 かくして、昔からの住人が多い古い街ならではのおおらかさに触れつつ終了。

 雨が降って撮影に行けなかったらどうしようとか、猫が1匹も現われなかったらどうしようという不安は杞憂に終わり、参加者の方々はみな何匹もの猫と遭遇し、猫撮影を楽しんでくれたようで、何よりなのでありました。

 少人数でなおかつ地元の人を巻き込めればこういう街歩きもありですな。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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