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業界初、"野菜を眠らせる"真空チルド冷蔵庫

2014年07月24日 10時00分更新

文● 大河原克行

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1日に必要な野菜摂取量350gに達しておらず、
食品別廃棄量では野菜が全体の半分を占める

 日立アプライアンス 商品計画本部キッチン商品企画部・南雲博文部長代理は、「当社の2013年度製品である真空チルドFSの購入時の決め手は真空チルドが圧倒的であり、日立独自の保鮮機能が高く評価されている。

冷蔵庫の需要動向

真空チルドFSの購入時の決め手

 また、次回購入時の重視点として、最も重視するのは容量やサイズなどの冷蔵庫の基本機能だが、次いで、野菜の保存・保鮮性能に対するニーズが高い。野菜の保鮮性能に対するニーズは、年代別や世帯人数別に関わらず高いという傾向もある。

次回購入時の重視点

 だが、野菜摂取量はすべての世代で1日に必要な350gに達しておらず、その一方で食品別の廃棄量では野菜が全体の半分を占めるという結果が農林水産省から出ており、野菜保存の難しさも浮き彫りになっている」とした。

野菜摂取量はすべての世代で1日に必要な350gに達しておらず、その一方で食品別の廃棄量では野菜が全体の半分を占める

 今回の新製品が野菜の保鮮に焦点を当てた狙いをこうした資料から示してみせた。

消費増税前の駆け込み需要の反動を想定
早めの新製品投入で需要を喚起

 日立アプライアンス 取締役家電事業部長の松田美智也氏は、「日立は家電事業においてプレミアム戦略を打ち出しているが、2013年度は省エネ+良質価値を掲げた。2014年度は省エネに加えて、共感いただける機能、デザインによる共感価値を掲げて省エネ+共感価値としている。

 冷蔵庫においては、世代や世帯人数に関係なく野菜の鮮度に対するニーズが高い。野菜の鮮度や栄養素を守って、うるおいのある新鮮保存によって冷蔵庫における共感価値を実現していく」としたほか、「消費増税前の駆け込み需要の反動が想定されていることから、例年よりも早い時期に新製品を投入することで需要を喚起していきたい」と述べた。

日立アプライアンス 取締役家電事業部長の松田美智也氏


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