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今度こそあの頂へ! ミクGTプロジェクト7年目の正直 第12回

今年もSUGOのマモノに勝てず! ミクZ4、2戦連続無得点

2014年07月26日 15時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真●鉄谷康博、加藤公丸

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チーム関係者コメント

安藝貴範代表

 タイヤ選択に瞬発力が出せたようで出せなかったレースだったなと。あの状況の中で最善の選択をしたんですけど、結果的には振り回わされる形になってしまいました。無線の不調でドライバーとのコミュニケーションが取りづらかったというのも反省点として見えてきたので、次で改善できればと思います。基本的にGSRはドライバーを中心に戦略を組み立てていくチームなんですけど、それが今回はいろんな理由で連携がとれず、選択に時間をかけて、かつ裏目に出てしまいました。ライバルチームもポイントが取れてないですが、本当はこういうときこそ強さを発揮してポイント差を広げておきたかったですね。ただ、反省点が多いのは良かったと思います。

片山右京監督

 非常に難しいレースでした。結果から言うと我慢したチームが最後まで行けましたね。ウチはやることなすことが裏目に出てしまいました。SUGOのテストでは80kgのハンデを載せていても絶好調で、そこで見つけたセットアップもあったけど、ちょっと今回の天候には合わなかったですね。あと、ハード的な要因として無線の調子がとにかく悪かったことがありました。通じているのかわからないからコミュニケーションを取りづらく、結果後手に回ってしまった。今後、同じ轍を踏まないようにしないといけませんね。応援してくれたみなさんには、いいところを見せられなくてすいませんでした。

大橋逸夫ゼネラルマネージャー

 今回のレースは色々な考えがあると思いますが、結果的に裏目に出ているという判断になるんだと思います。予選の順位があまり高くないところにいたこともあり、荒れる天候の中、本来ならチャレンジャーとして動くべきところを、ランキング上位のライバルが沈んだことによる迷いや、チームとドライバーのコミュニケーションのズレなどにより、作戦をジャッジするための歯車が狂った結果なのだと思います。誰が悪いとかではなく、少なくともプレッシャーがひとつの要因であることは確かでしょうね。

谷口信輝選手

 SUGOはどうも相性が悪いのか、うまくハマりませんね。我々もいろんな作戦で戦っているんですけど、天気が悪く、雨が降ったり止んだりの難しい状況で、それに対して機敏に対応したことが裏目に出てしまいました。とはいえ、勝つためにやったことが裏目に出てしまったのであり、こういうレースは賭けの要素も多いので、外して負けたことが事実。タラレバですけど、あそこがこうハマってればとかがちょっとでもあれば流れも変わったんじゃないかと思いますが、4年連続で残念な結果に終わりました。

片岡龍也選手

 まずは、応援してくれたのにまたもやノーポイントのレースですいません。今回は不安定な天気に翻弄されてしまいました。スタートタイヤに選択したものが小雨混じりのコンディションに合わず、スタート直後のインターミディエイトへの交換を余儀なくされました。これが今回の最大のポイントだったと思います。あとは一度狂った流れを戻すことが難しく、15位でフィニッシュという悔しいレースでしたが、ライバル勢も天気に惑わされていたようなのでポイントランキングでトップを守っているのが不幸中の幸いです。次のレースからは取りこぼしが無いようにしていきたいですね。


(次ページでは、「レーシングミクサポーターズ特集」)

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