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スマホの勝機は隙間時間にアリ? ソーシャル暗記帳が好調

2014年07月23日 06時00分更新

加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

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 メディアが配信するニュース記事やネット上で話題となっている投稿などからオススメを選び、ユーザーに配信するニュースキュレーションアプリがユーザー数を拡大している。多くのユーザーが読んでいるもの、自分が読みたいと思うものをアプリが選んでくれるため、ネット上の膨大な情報から効率良く情報収集できる点がユーザーにとって魅力の1つだ。

 おもだったニュースキュレーションアプリは、SmartNews(スマートニュース)が2月時点、Gunosy(グノシー)が6月時点、Antenna(アンテナ)が7月時点でいずれもダウンロード数が300万を突破。無料通話・メールアプリ「LINE(ライン)」が展開するニュースサービス「LINE NEWS」では、LINE NEWS公式アカウントの友だち登録者数が6月時点で1000万人を超えている。

 空いた時間にスマホを手にして気軽にニュースや話題を情報収集――世の中の動きを把握して次のビジネスチャンスを探る、あるいは取引先との営業トークのネタづくりなどに活用できるわけだ。しかし、隙間時間のスマホ利用はさらに広がり、学習に役立てようというアプリも好調だ。

zuknowアプリの利用イメージ
zuknowアプリの利用イメージ

 ビズリーチは22日、同社が提供するソーシャル暗記帳アプリ「zuknow(ズノウ)」のダウンロード数が、リリースからわずか半年後の7月時点で10万を超えたという。zuknowはいわば暗記カードのデジタル版。たとえば、覚えたい英単語を表に、その英単語の意味を裏に書いて学習することを、スマホで行えるアプリだ。

 また、アナログの暗記カードとは異なり、zuknowアプリでは、ユーザーが作成したオリジナルの学習コンテンツをユーザー同士で共有できるソーシャル機能を備える。現在、こうしたコンテンツは1万6000以上が公開されており、他のユーザーが作成したコンテンツを活用して学習効率を高めることも可能だ。4月に限定したユーザー間でコンテンツを共有して行うグループ学習の機能、7月にはユーザー同士で学習成果を競い合える機能を追加。ソーシャル性をより高めている。

zuknowアプリが利用されている時間帯
zuknowアプリが利用されている時間帯

 zuknowユーザーの内訳は、全体の52%が社会人、20%が高校生、16%が大学生・大学院生で構成されている。また、アプリを利用する時間帯を調べると、午前8時と正午に大きなピークを迎え、夕方15時から夜20時にかけて緩やかな右肩上がりを示している。キャリアアップやスキルアップを目指すビジネスパーソンや、試験対策等に励む学生が、通勤・通学時や昼休み、就業後や放課後といった空き時間に、スマホ片手に学習しているようだ。

 スマホアプリを使い、隙間時間を賢く活用することでビジネスや試験等に勝つという意味では、スマホユーザーににとっては隙間時間に勝機があると言える。これは一方で、スマホアプリ開発者にとっても「隙間時間」が勝機を呼ぶキーワードとなることを意味する。zuknowアプリが広告費をかけずに10万ダウンロードを達成したのはその好例だ。

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