このページの本文へ

Officeで始める快適Mac生活 第17回

Excel のショートカットで日常業務の作業スピードをアップする

2014年07月24日 11時00分更新

文● 外村克也/松田聖司(タトラエディット)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

背景の塗りつぶしなど直近の操作を繰り返す

 特定のセルの文字を太字や斜体にしたり、背景色を変更するときにはリボンからの操作が早い。ただし、複数のセルに同じ操作を適用しようとするのは少し面倒だというときには[command]+[Y]の操作がおすすめ。直前に行なった操作を繰り返すというものだ。直前の操作といっても、文字の入力や保存といった操作ではなく、書式設定であったり、行の追加や削除であったりという、セルに関するもの。Windowsでも同様のショートカットが利用可能だ。

セルの中央揃えなどの操作を行なう

その後、同じ操作を繰り返したいセルを選択して[command]+[Y]キーを押すと、同様の操作が適用される。複数のセルを選択して一度に適用させることも可能だ

セルや行/列の挿入

 行や列を頻繁に挿入する場合も、マウス操作よりショートカットのほうが楽。Excel for Macでは、[control]+[I]で挿入操作が行なえるようになっている。たとえばセルを選択しているときにはセルの挿入を、行を選択中には行の挿入を、というように、選択している対象に応じて操作内容が変わる。項目リストを考えながら作成するといったときに、すばやく挿入が行なえる便利なショートカットだ。

通常はセルや行/列を選択し、右クリックして[挿入]を選択する

ショートカットを使えば[control]+[I]キーで瞬時に挿入が可能だ

セル内で改行する

 Excelでは、[return]キーを押すと下のセルにフォーカスが切り替わる。そのため、セル内で文章を改行するときには特別な操作が必要だ。Windowsでは[Alt]+[Enter]で改行できたが、Macでは行なえないので不憫に感じていたユーザーもいるのでは? じつは、Macでは[option]+[command]+[return]でセル内の改行ができるようになっている。

セル内に長い文章を入力すると、図のようにはみ出てしまう。改行したい場所にカーソルを移動しよう

Excel for Mac 2011では、[option]+[command]+[return]キーを押すと、セル内の改行が可能だ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中