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ネットプロモの成功のカギとは!? ウェブ担のお悩み解決! 第1回

いまこそウェブデザインはクラウド化すべき

「ウェブサイト制作はクラウド化がトレンド!」 BiNDクラウド開発者が語る

2014年07月28日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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パッケージの忠実な再現とともに
使い勝手向上とスピードを追求した

─── クラウド版の機能はパッケージ版と同じですか?

四家 基本的な機能は同一です。契約状況によって利用できる機能は異なりますが、使い勝手もほとんど同一です。作業中にウィンドウのワクを見ないと、ブラウザ上で操作しているのかパッケージ版を起動して操作しているのか気がつかないほどですよ(笑)。

弓削 クラウド版とパッケージ版で、全く一緒に見え、操作できるというところにこだわって“気合い”を入れて開発していますが、実はかなり大変なことでもあります。特に操作感を維持するの難しかったですね。

─── クラウド版のみの特徴というものはありますか?

四家 まず利用料金が違います。利用料金は月額または年契約となり、コースは3種類になります(編注:表参照)。初めての方は、無料で利用できる「エントリーコース」に登録していただくのがいいでしょう。最初の1年間は無料で使え、2年目以降は518円/月額となります。そこから必要に応じて「プロコース」または「ビジネスコース」へ移行していただければと思います。

弓削 BiNDクラウドを使うことで、コスト減に貢献できるということですね。パッケージ版では最大2台までのPCにインストールできましたが、契約コース次第ではそれを超えて複数のユーザーが同時に利用できるので、チームとして採用できるというメリットもあります。

主な仕様
エントリーコース プロコース ビジネスコース
ライセンス数※1 1 1 20
独自ドメイン設定 - 5 40
公開容量 100MB 5GB 40GB
サイト数 1 無制限 無制限
FTP接続 -
BiNDサイトインポート※2 -
メールアドレス -
ショッピングカート 5製品まで 1000製品まで 無制限
日本語ウェブフォント 7 316 316
メールマガジン配信※3 -
WordPressテーマ作成 -
Facebookページ作成※4
QRコード作成 -
広告非表示 -
マテポ付与※5 - 3000マテポ/月 1万マテポ/月
テクニカルサポート(月) -
年契約※6 - 3万2140円 10万5840円
月契約 初年度無料
2年目以降月518円
3218円 1万584円

※1 エントリーコースおよびプロコースは1ユーザーに限り利用可能。複数人で管理・運営される場合はビジネスコースをご利用ください。※2 BiND7、BiND6で作成したサイトデータをBiNDクラウドに移行して編集ができます。※3 毎月1000通まで配信可能。※4 エントリーコースには機能制限があります。※5 マテポは、デジタルステージの素材ダウンロードサービス「materials」の交換ポイントです。※6 8月中旬の正式リリース時から2014年末予定のキャンペーン価格。


─── 「エントリーコース」の1年目無料は、かなり思い切ってますね!

四家 確かにそうかもしれません(笑)。「導入障壁を下げたい」ということにつきます。初めてウェブサイトを作る人や予算が取れないけど、今すぐウェブサイトが必要な人など、まず無料でBiNDクラウドを使っていただきたいと思っています。

弓削 BiNDを使おうと思っていただける“入り口”はどこでもいいと思うんです。たとえばFacebookページを作りたいと思っている人が、「BiNDクラウドならできるらしいよ」と耳にしたなら、「1年目無料だし、じゃあ試しに使ってみようか」と思ってもらえて、しかもそれがクラウド版なので今すぐ使おう! という流れになれば、と。とにかくどんどん触っていただきたいと思います。

─── ほかにはどういう特徴がありますか?

四家 クラウド版とパッケージ版では、見た目は同じだけど速度は違う、ということがいえるでしょう。データの扱い方がパッケージ版とは異なる部分があるので、通信環境にもよりますが、ところどころ高速さを実感できるはずです。特にMac版では動作処理がレスポンスの向上を実感できるかもしれません。

BiNDクラウドでは「SiGN Pro」や「SHiFT2」など各種ツールはサーバー上に保存される

─── 具体的にはどういったところが高速ですか?

四家 たとえば「公開」速度ですね。我々の検証結果ではパッケージ版の1/3ぐらいになっていることを確認しています。

弓削 BiNDでは編集した履歴をサイト全体で1ファイルにまとめて、データ保存しています。パッケージ版ではそれがローカルにすべて保存されてます。クラウド版は当然サーバーに保存されているのですが、クラウド版ではそのデータの一部分しか読み出さないので、そういった面でも高速化が見込める設計になっています。

四家 それから、パッケージ版では「SiGN Pro」や「SHiFT2」のような各種ツールで画像を編集するときに、それぞれのソースとなるデータを用意する必要がありましたが、BiNDクラウドでは加工前のデータをサーバーにアップしておくと、それを元に各種画像を作成できるという利便性もあります。デザインを変更するときにわざわざ同じ素材を用意する必要はありません。

─── パフォーマンスの面を考えると、サーバーサイドの処理は大変なのでは?

弓削 大変ですよ(笑)。でも。弊社にはウェブサーバーを担当する専門チームがいて、データセンターのサーバーも自社管理しています。クラウド化したBiNDの機能をオールインワンで提供できる環境があるということです。この点は、単純に従来のパッケージをアウトソースしたクラウド上に置いている他社さんとは違うという自負があります。

(次ページ、「BiNDといえば美麗なデザイン、クラウド版ではさらにそれが進化した」に続く)

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