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オートリバースのダブルカセット仕様

昭和世代歓喜な新ダブルカセットデッキの実用的な機能とは

2014年07月20日 12時00分更新

文● 四本淑三

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ノイズリダクション未搭載は惜しいが実用的

 そのほかは、テープカウンターの「0000」ポイントまで巻き戻し・早送りする「Return to Zero 機能」(TAPE Iのみ) 、プラスマイナス12%のピッチコントロール機能(TAPE Iのみ)、A-B 間リピート再生機能(20回再生して自動停止)、通電開始時に再生/録音がスタートするタイマー再生/録音機能、ミキシング機能付きマイク入力と、盛りだくさんな内容です。

 レコーダーとしてのスペックは、実用機として満足できるものです。ワウフラッターは0.25%(W.RMS)。ノーマルテープ(Type I)とクロームテープ(Type II)の録音再生に対応。メタルテープ(Type IV)は再生のみ対応。周波数特性は 30Hz~17kHz(+0.3dB、-12dB、ノーマルテープ使用時)。S/N比は58dBで、ドルビーやdbxのようなノイズリダクション回路は搭載されていません。前世代機の「W-890R」には「dolby B/HX Pro」が搭載されていたので惜しいところです。

 今回は機能をさらったところで時間が尽きてしまいました。次回は実際に使っていろいろ試してみたいと思います。

フロントパネルにマイク入力端子と、ヘッドホン端子。マイクは標準フォーン(モノラル)、ヘッドホン端子は標準フォーン(ステレオ)仕様です

専用のリモコンも付属します



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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