グーグルやアップルのように自前の端末やOSを持たず、かといって、LINEのようにゲームやスタンプなどによる収入も見込めないことから、収益の多くを広告収入に頼らざるをえないフェイスブック。
昨年、広告サービスの大幅な見直しを図り、ターゲティング広告の精度向上や動画広告の導入をはじめ、モバイル化を推し進めるなど、広告での収益力アップのためにさまざまな取り組みを実施してきた。
さらに収益力を高めるべく、同社が現地時間17日、「Buy」ボタンなる新機能のテストを開始した。Facebook上に表示される広告や、商品・サービスを紹介する投稿に「Buy」ボタンを埋め込むことができる機能で、ユーザーがその商品を購入しようと思った場合、「Buy」ボタンを押せば、商品を購入することが可能となる。
ポイントとなるのは、Facebookを通じて商品を知り、購入するまでをスムーズに行えること。Facebookで共有するクレジットカードやデビットカードの情報を外部に知らせることなく、安全で、安心できる新たな商品購入方法の構築を目指す。テストは米国の中小企業を対象に実施している。