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重複排除/シンプロビジョニング、大容量/低価格SSD追加、高信頼性オプションなど

HP、オールSSDアレイ「3PAR StoreServ」を大幅に機能強化

2014年07月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は7月17日、オールフラッシュ(SSD)ストレージアレイ「HP 3PAR StoreServ 7450」について、多数の機能強化を発表した。重複排除/シンプロビジョニング機能や、低価格版MLC SSDを投入することで、高性能HDDを搭載した場合と同等レベルのシステムコストを実現するとしている。

HP 3PAR StoreServ 7450

 3PAR StoreServ 7450は、昨年7月に国内販売を開始したオールSSDアレイ(関連記事)。フラッシュに最適化されたアーキテクチャ、コントローラ、ソフトウェアを採用したことで、従来機比でIOPSが40%向上している。

 今回の機能強化ではまず、重複排除機能を提供する「3PAR Thin Deduplicationソフトウェア」、シンプロビジョニング機能を提供する「3PAR Thin Clonesソフトウェア」を追加する。両者を含む新しい圧縮技術によって、圧縮技術を使用しない場合と比較して使用容量が75%削減されるとしている(データ圧縮率4:1に基づく)。なお、両ソフトウェアは3PAR OSの一部として、今年10月から無償で提供される予定。

 また、cMLC(commercial-grade MLC)を採用した大容量/低価格のSSD「3PAR StoreServ 1.92TB cMLCドライブ」を新たに投入する(今年10月発売予定、価格は未定)。この大容量ドライブと上述の圧縮技術とを併用することにより、高性能HDDを使用したストレージと同等レベルのシステムコストを実現する。また、StoreServ 7450の最大物理容量は460TB、最大論理容量は1.3PB超まで拡大する。

 さらに、ミッションクリティカルなアプリケーション向けのオプションとして「3PAR StoreServ Get 6-Nines Guarantee」を提供し、「3PAR StoreServ Storageシステムアーキテクチャ」の使用をサポートする。これにより、3PAR StoreServ 7450を含むクアッドコントローラー以上の「3PAR StoreServ Storageアレイ」を利用する場合に、99.9999%のデータ可用性を達成するとしている。

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