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プリンストンのデジギア道 第28回

スマホの画面を簡単接続でテレビに映し出す

スマホ/タブレットを皆で大画面視聴! 「デジ像」で楽しむMiracast生活

2014年07月25日 11時00分更新

文● 花茂未来

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ネット動画視聴に特化「Miracast ブリッジモード」

 ネット動画をテレビの大画面で見るためには、できればMiracastとWi-Fiインターネット接続を両立したいが、P2Pモードでは少々きびしい。しかし、そこは先月発売されたばかりの新製品。しっかりと解決策を用意していた。

 それが接続モード2つめの「Miracast ブリッジモード」である。このモードでは、タブレットが接続している無線アクセスポイントにデジ像も接続させ、データの同期を取る仕組みになっている。要はうまい具合にデータの交通整理をしてくれるので、ネット動画もスムーズに再生できちゃうよ、ということだ。

 このモードを使うには、専用アプリ「MiracastConf」が必要になる。まずはGooglePlayストアからアプリを入手してインストール。デジ像をテレビに接続して、MiracastConfを起動したら、デジ像の接続IDがリストアップされるので、タップする。タブレットの画面には、「接続中」というメッセージが表示されるので、消えるまで待とう。今回の環境では1分ほどで消えた。

説明書にアプリのダウンロードページに案内するQRコードがある。QRコード読み取りアプリをインストールしてあるなら、この方法がいちばん手軽。

 接続中のメッセージが消えると、設定画面が開くので、「ブリッジモード接続設定」をタップ。無線アクセスポイントの接続設定画面に切り替わるので、タブレットが接続されているのと同じSSIDを選び、パスワードを入力して接続する。

データの同期を取るのがこの動作モードのミソなので、違うSSIDに接続してはダメ。また、接続先はデジ像が対応しているIEEE802.11 b/g/nの2.4GHz帯にすること。

 無線アクセスポイントへの接続設定が終わると、テレビの画面上に「Wi-Fiブリッジモード接続完了」との表示が出る。これで準備完了。あとは、P2Pモードと同じ手順で、タブレットの「設定」→「ディスプレイ」→「画面のキャスト」を開いてMiracastを開始すればOK。早速YouTubeを再生してみたところ、P2Pモード時のカクカクが見事解消されている。

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