テレビに差すだけでサクッと観られる「Miracast P2Pモード」
とりあえず、一番手軽に使えそうなMiracast P2Pモードを試してみることに。まずはテレビのHDMI入力端子にデジ像を差し込む。あとは、デジ像の側面にある電源供給用のUSB端子に、付属のケーブルでつなぎ、電源を取るだけ。
コンセントをUSB電源に変換するアダプターを使えば用意しておくといい。スマホやタブレットには、標準で添付されていることも多い。USB給電に対応したUSBハブでもオーケーだ。iPhoneのコンセント→USB給電変換アダプターも使ってみたが、問題なく動作した。
タブレットとデジ像をつなぐ
USB電源供給機器への接続するとデジ像が認識され、テレビに「P2Pモードで接続して下さい>>>(接続先ID)」というメッセージが表示される。ここでスマホ/タブレットとデジ像との接続を試みる。なお、今回はNexus 7を使用した。「設定」→「ディスプレイ」→「画面のキャスト」を開くと、テレビに表示されたIDが接続先としてリストアップされるので、タップする。たったこれだけで設定はオワリ。
操作してみると、画面表示のタイムラグがほぼ無いことに驚く。ためしに携帯ゲームをプレイしてみたが、体感で0.1秒程度のラグがあるかどうかだ。本体内の動画や写真の表示もスムーズで、動画再生がカクカクするということもない。
なお、P2PモードでWi-Fi経由のインターネット接続ができるかは、スマホやタブレットの機種によってできる場合とできない場合がある。ただし、3G/LTEでのネット接続はどの機種でもサポートしている。Miracastを使っている場合でもメールやチャットメッセージを取得し損なう心配がないのはウレシイところ。
ちなみに、今回使ったNexus7では、P2Pモードでも、Wi-Fiでのネット接続ができた。しかし、ウェブ閲覧程度ならサクサクだったが、YouTubeを再生しようとすると、途端に動画が途切れ途切れになってしまった。ネット接続より画面伝送を優先するMiracastの仕様によるものだろう。
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