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見た目もサイバーなスマートグラスを使ってみた

外見も性能も近未来なスマートグラス「MOVERIO BT-200」

2014年07月29日 09時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部、写真● 篠原孝志(パシャ)

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Miracastに対応しているが
遅延には気をつけたい

 今回はBT-200とあわせて使える、Miracast対応のHDMIアダプター、EHDMC10も利用することができた。これを使えば、HDMI接続対応のHDDレコーダーやプレイヤーをWi-Fi経由でBT-200に出力できる。

 逆に、BT-200の映像をテレビやプロジェクターに映すことも可能だ。ちなみにBT-200のディスプレー解像度は960×540ドットなので、フルHD映像を見ることはできない点は注意してほしい。

EHDMC10。背面にはHDMIの入力/出力ポートがあり、電源はMicro-USB端子で支給する

 さっそくPS3に接続してDVDを再生し、その映像をBT-200に出力させてみたが、遅延が起きてしまったほか、音声にときおりノイズが入ったのが気になった。

 また、Miracast対応のスマホを出力させてみたところ(この場合はEHDMC10を介す必要はない)、こちらも映像が遅延したり、ノイズが入ったりすることがあった。このあたりは、接続する機器の設定をうまく調整してやる必要がありそうだ。

 また、BT-200とEHDMC10やスマホを接続する際には、Wi-Fiをダイレクト接続に切り換える必要があるのだが、接続するのに結構な時間がかかった。

PS3と接続してゲームをしたりDVDを見たりしたところ、遅延やノイズが発生した。各種の設定に気を使う必要があるだろう

 ゲーム機につなぐとなれば、遅延が命取りになる格闘ゲームやFPSなどは、さすがに快適にプレイするのは苦しいところがある。しかしながら、「ながら」でできるRPGやシミュレーションなら、ネットで情報を調べたり、お菓子をつまみながらプレイするためのヘッドマウントディスプレーとして、相性は最高だろう。

 また、スマホ内のコンテンツをBT-200で視聴できるとなれば、DVDプレイヤーなどを持ち歩かずとも長尺の映画などが外で楽しめる。環境に左右される点はあるにせよ、この点は工夫次第で相当遊べるものになりそうだ。

スマートグラスだなんだと難しく考えずに
“だら見”に最高だと思うんですよ

 ざっと見てきたが、やはり「周囲の光景が見える」というのは他では得難いもの。スマートグラスとして考えれば、シースルー画面を利用して、現実の風景に情報を重ねるAR(拡張現実)を実現する……というガジェットなのだろう。しかし本製品は、“だら見”のためのディスプレーとして最高のものではと感じた。

 狭い部屋でも、ゲームをしながらウェブで情報をチェックしたり、お菓子をつまみながら動画を楽しんだりと、お気楽な視聴を可能にしてくれる。それがBT-200ならではの良さなのだ。もちろん先述したように、新幹線や高速バスでの映像視聴にも適しているだろう。

 なんだか自堕落人間みたいな結論だが、SF映画などでよくある、空間に映像が浮き上がり、それを見ながら他のことをする……というシチュエーションを現実のものにできるという点で、お手軽に未来が味わえるガジェットともいえる。

 また、操作系統としてAndroidを採用していること、スマホ形状のコントローラーが用意されていることを考えれば、対応アプリの充実も期待したいところ。そうなれば、ますますオンリーワンのガジェットとなっていくのではないだろうか。

だら見に適したデバイスとして、どんどん便利に進化してくれれば最高だなあ……と思いながらBT-200を楽しんだ筆者

 改善の要望があるとすれば、軽量化と、対応するアプリの充実だろうか。無線で他の機器を繋げるときの安定性も、ファームウェアのアップデートなどでより向上してほしいところだ。

 近未来な見た目から、ちょっと難しそうなイメージを持ってしまうかもしれないが、実はリラックスしまくりな視聴環境を提供してくれるMOVERIO BT-200。今後の進化に注目したい。

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