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見た目もサイバーなスマートグラスを使ってみた

外見も性能も近未来なスマートグラス「MOVERIO BT-200」

2014年07月29日 09時00分更新

文● コジマ/ASCII.jp編集部、写真● 篠原孝志(パシャ)

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SF映画のように映像が浮かび上がる面白さ
独自アプリが揃ってくることを期待したい

 では起動してみよう……というところだが、両眼の中央に映像が浮かんで見えるという性質上、実際に見えている様子を撮影するのはなかなか困難。イメージとしては以下のような感じになる。2〜3メートル先に、40インチ程度のスクリーンがあるような雰囲気だ。

筆者が作成したイメージ。2〜3メートル先に、40インチぐらいのスクリーンが浮き上がっているような感じ。「周囲が明るすぎて、見にくい」ということなら、後述するシェードをはめ込めばいいわけだ

 何といっても風景の中に映像が浮き上がって、しかも割とくっきり見えるのが、近未来チックでかなり楽しい。Wi-Fi接続の設定をして、適当にウェブページを見たり、YouTubeで動画を見たりするだけでも、「おお、すごいすごい、未来っぽい」と感心することしきりであった。

 ちなみに濃さの違う2つのシェードも付属しており、シチュエーションに応じて付け替えられる。

濃さの異なる2つのシェードが付属している。明るい場所や画面に集中したい時には濃いシェード、周囲も見える状態で使いたいなら薄いシェード、真っ暗な部屋ならシェードを外す……といった使い分けが可能

 ホーム画面はシンプルで、左から、「設定」「ギャラリー」「ブラウザ」「MOVERIO Mirror」(Miracastなどを接続するときに使用する)「カメラ」「MOVERIO Apps」が並んでいる。

ホーム画面はシンプル。ちなみに装着した状態で首を上下左右に傾けると、加速度センサーに反応して、背景の海中都市が動いたりする

 これでAndroidのいろいろなゲームアプリができたら楽しかろう……と思ったものの、残念ながらBT-200はGoogle Playには対応していない。その代わり、「MOVERIO Apps Market」から、専用アプリをダウンロードできる。

 電子書籍リーダーの「楽天kobo」、奈良県明日香村にある石舞台古墳の復元CGを楽しめるARアプリ「バーチャル石舞台古墳」などがあるが、まだまだ発展段階といった印象も受けるのが正直なところ。MOVERIOならではのキラーアプリが出てくれば、よりガジェットとしての価値は高まると思うので、期待したい。

筆者がエプソンの発表会に参加したときのデモ。BT-200越しに見える風景の中を飛び回る敵を撃ち落とすシューティングゲームの様子を、ディスプレーに出力したもの。このような、MOVERIOならではのアプリが多数開発されていくことを期待したいところだ


(次ページでは、周囲が見えるのが最大のメリット)

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