80年代っぽい外見のヘッドセットは
メガネの上から装着も可能だ
さっそくだが、本製品を装着したときの見た目は下の写真のようになる。
この外見をどう思うかは人それぞれだが、編集部で装着し、いろいろ試していたところ、通りがかった人たちに「SF映画の悪役っぽい」「かんちがいした80年代っぽい」などと言われることになった。
初代のBT-100と比べると、確かに薄く、軽くなってはいる。しかしながら、両横の“ツル”の部分から映像を入射し、正面のハーフミラーで反射するという仕組みのため、レンズ部分がある程度分厚くなるのは仕方ないのかもしれない。
さて、見た目につられて寄ってきた編集部員にかけさせまくったところ、「ちょっと重いかも」という指摘が多かった。88gだから大したことはない……と思ったものの、やはりメガネのようにかけると負担があるようだ。特にメガネをかけなれていない人には違和感があるかもしれないが、このあたりは慣れもあるだろう。
ただ、このBT-200、メガネをかけていても使える。鼻あて(ノーズパッド)がやわらかくフレキシブルになっているのがポイントで、四角いメガネなら、フレームの上に乗せて支えるようにできる。これが意外と快適である。
ただ、この方法は丸いフレーム(ジョン・レノンを想像してみてください)のメガネには不向き。そのようなメガネの場合、鼻あての間に無理やり通してしまうというやり方もある。
コントローラー部分は
ディスプレーのないAndroid端末
ヘッドセット部分の左側からはケーブルが伸びており、ここに黒いコントローラー部分を接続する。これがAndroid端末になっているのだ。なお、Androidのバージョンは4.0.4。このコントローラーをスマホのように使って、ヘッドセットで見ている画面を操作する。
前面にはトラックパッドがあり、ここをスワイプしたり、タップしたりすることで操作する。トラックパッドの下には、Android端末らしく、「メニュー」「ホーム」「戻る」の3つのボタンがある。
コントローラー上部には電源、右側には上下のキーとMicro-USBポートをそなえ、左側にはmicroSDカードを入れるスロットと、モード切換のボタンがある。これは、右側にある上下キーの機能を、音量調整、画面の明るさ調整、2D/3Dモード切替に変更するというものだ。
ケーブルの中間部にはクリップがあり、ヘッドフォン出力のポートはここにある。ちなみに、コントローラー部分にバッテリーがあり、ヘッドセットの電力もここから供給する。
(次ページでは、SF映画のように映像が浮かび上がる面白さ)