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Googleペナルティ解除を目的として新ドメインに移行することは有効か?

2014年07月14日 15時50分更新

記事提供:SEMリサーチ

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あるサイトが Googleガイドラインに違反をしてペナルティ(制裁)を受けたとする。この時に、サイト運営者がドメインを従来の(ペナルティを受けている)exampleA.com から 新ドメイン exampleB.com に変更をして、exampleA.com(以下、Aとする) から exampleB.com(以下、B) に 301リダイレクトを行うと、そのペナルティも移転先に適用される。

ではリダイレクトを行わずに、単にドメインを変更しただけであれば、結果的にペナルティを回避できるかというと、必ずしもそうではない。米Google John Mueller(ジョン・ミューラー)氏によると、例えばサイトのコンテンツをそのまま新ドメインにコピーしただけであれば、A から B へのリダイレクト設定がなくとも、自動的にペナルティが B に適用される場合もある。検索アルゴリズムにより A と B が同一であると検出することが技術的に可能だからだ。

こうした対応はかなり以前から欧米では行われている。例えばグレー~怪しいギャンブル系サイトや、日本でいう情報商材系のサイトはコンテンツを使い回しつつもドメインを頻繁に変更・追加・削除していることが多く、単にあるドメインのみにペナルティを科しても実効性がほとんどなかったからだ。そこで、ドメインだけでなく、コンテンツの同一性にも着目して、ミラーサイトとして多数展開されているようなサイト(かつ、ガイドライン違反を何度も繰り返しているようなサイト)であれば、John Mueller氏が指摘するような対処がなされることがある。

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