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院内に散在していたデータを一元化、USBメモリによる受け渡しも撤廃へ

広島赤十字・原爆病院、院内データ共有にトレンド製品採用

2014年07月15日 14時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 広島市にある総合病院、広島赤十字・原爆病院が、院内におけるデータ共有を目的として、トレンドマイクロのファイル共有ソリューション「Trend Micro SafeSync for Enterprise」を採用した。各部門のファイルサーバーに散在していたファイルの保管を一元化し、業務効率を改善するとともに、USBメモリを用いたファイルの受け渡しも制限することで盗難や紛失のリスクも抑えている。

 7月14日、トレンドマイクロが製品導入事例として発表した。

広島赤十字・原爆病院が導入した「Trend Micro SafeSync for Enterprise」のシステム概要

 広島赤十字・原爆病院では、機密性の高い電子カルテや医療画像データなどを主に扱うクローズドな診療系ネットワークと、事務職員や医師が情報収集や外部連絡に用いる情報系ネットワークの2系統のネットワークを運用している。そのうち、情報系ネットワークのシステムについては安全管理面の課題を抱えていた。

 これまで、病院情報システムで出力したデータを事務系端末や医局の端末へ持ち出す際には、ウイルスチェック機能を備えたUSBメモリを利用したデータの受け渡しが行われていた。また、医師が作成した資料などは、各部署が個別に構築したファイルサーバーに保存されていたため、医療情報管理課による一元管理ができず、必要な情報がすぐに探し出せない状態だった。

 こうした課題を解決するため、同病院では有効なセキュリティ対策を備え、なおかつ利便性の高いファイル共有ソリューションの導入を検討した。コンプライアンス上、海外にサーバーを置くオンラインストレージサービスの利用は厚生労働省発行のガイドラインにより制限されているため、ファイルサーバーをオンプレミスで設置することができ、安全かつ簡単に業務ファイルを共有できるソリューションとして、SafeSyncの導入決定に至ったという。

 SafeSyncの導入により、IT管理者がファイルのやり取りを集中管理することが可能になり、細かなアクセス権や割り当て容量の管理なども含め、安全で効率的なファイル共有が可能となった。また、SafeSyncが備えるActive Directory(AD)連携機能も活用しており、職員の異動や入退職の際のアクセス権限付与/変更なども、ADを通じて行えるようになっている。

 広島赤十字・原爆病院では今後、各部門にあるファイルサーバーの統合を進めるとともに、院内におけるUSBメモリの利用も制限し、安全なオンライン共有環境を推進する予定。また、SafeSyncの備えるマルチデバイス対応機能を利用し、タブレット端末からの活用も検討している。

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