「音茶楽(おちゃらく)」の技術提供による新ブランド「茶楽音人(Surround)」が登場し、その第一弾製品として「Donguri-楽(RAKU)」が発売されたので、早速試してみました。ちなみに茶楽音人と書いて「さらうんど」と読むようです。
音茶楽の独自技術であるところの「トルネード・ターボ方式」を使った「Donguri」シリーズは、その音質の良さで高い定評を得ています。しかし価格は4万円台半ばと高く、なかなか気楽に買えるものではありませんでした。
その理由は、ハウジングに木材を使い、ほぼ手作りに近い形で国内生産されていること。そこでハウジングを合成素材に変更し、生産を国外に移して低価格化を図ったのが、新ブランドの茶楽音人ということになります。
茶楽音人ブランドの製造・販売は東京都板橋区のTTR株式会社で、Donguri-楽(RAKU)の価格は1万5120円(フジヤエービック価格)と、ものすごく安いとは言えないまでも、アップグレード用として手を出しやすい値段になったと思います。
果たして低価格版Donguriの音はどうでしょうか? その前に、まず音茶楽イヤホンの音質を決定づける技術「トルネード・イコライザー」「アコースティック・ターボ回路」をおさらいしておきましょう。
