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4バンドを体感したい! ドコモのルーター「L-02F」自腹レビュー

2014年07月11日 12時00分更新

文● スピーディー末岡/アスキースマホ総研

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クアッドバンドの実力発揮!?
とくに5GHzの快適さはヤバイ!

 そして肝心のネットワーク機能だ。普通に使うのと、クレードルを使うのでは大きく使い勝手が異なる。ルーター単体で使う場合、周波数は2.4GHz帯のみで11acは使えない。とはいえ、クアッドバンド対応を謳うだけあり、通信速度はまずまず。クレードルを使ってPCと有線接続すると、通信速度が安定&高速化する。もし、腰を据えて作業をするのであればクレードルは必須だといえる。

クレードルを使うときは、このように有線LANのケーブルでPCに繋ぐことができる。USBテザリングと違って、5GHz帯が使えるのが最大のメリット

設定画面で2.4GHzと5GHzの自動切り替えにしておくと、クレードルに差せば自動的に5GHz帯に繋がる

 鈴鹿サーキットやホテルなどで速度テストをしたので参考にしてもらいたい。5回テストして、一番良かった結果を掲載している。

5GHzで測ったところ、だいたい15Mbps前後の速度が出た。サーキットという人が集まる場所でこの数字はなかなかだ

クレードルもUSBテザリングも使わず、測ったらこの数字だった。測定場所は同じく鈴鹿サーキット内(チームオフィス)。鈴鹿から東京のサーバーに繋いでみたら(写真右)、速度が若干低下した

鈴鹿市内のホテルで、スマホ(iPhone 5s)を使って測った結果、かなりの数値を記録した。クレードル使用、5GHzだが、11acではない

【まとめ】大きさを気にしないならマストバイ

 モバイルルーターは基本的にサーキットや周辺のホテルで使うため、どこでも安定して電波が入るというのは必須条件だが、見事にクリアしている。さらに5GHz帯の無線LANと11acを使ったときの回線の快適度はもうほかの端末に戻れないレベル。大容量バッテリーゆえの本体の厚さ、ずんぐりむっくりさが気にならないのであれば、選択肢に入れることをオススメする。

 ただ、2.4GHz帯の無線では、混み合っている環境ではどうしても辛くなってしまうこともある。また、外見やクレードル使用時など、あまりスマートとはいえない端末だが、価格とスペック、速度のバランスがよく、とにかく5GHz帯は快適(屋内使用に限定されるが)なので、個人的にはかなり満足している。今後、グッドスマイルレーシングの生放送などでも活躍してもらう予定だ。

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