日本電気は7月3日、小松市農業協同組合の農家に農業ICTクラウドサービスを提供したと発表した。同サービスは本年5月末より全面稼働しているという。
JA小松市施設園芸部会青年部に属する農家5軒のトマト栽培ハウス12棟に、温度や湿度、CO2濃度、照度を測定するセンサーを設置、環境データを自動収集するというシステム。
収集したデータはNECのクラウドに蓄積し、自動的にグラフ化、遠隔地でもリアルタイムにハウス内環境を把握できる。農作業の計画・実績、農薬散布の回数や量をウェブ上に登録できる営農日誌も提供している。
NECでは2012年より農業向けのICTソリューションを本格的に推進しており、クラウドを活用した効率的な農業や情報交換など、次世代農家の育成や就農障壁の低減を図っている。