任天堂、SCE、バンダイナムコゲームスなど、10の大手ゲームブランドが協力して、長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」内に「ハウステンボス ゲームミュージアム」を7月5日にオープンした。

「ゲームミュージアム」は、デジタルゲームの歴史を振り返ることができる施設で、約1000平方メートルの施設には、コンシューマー、アーケード合わせて100種類以上展示されている。
1971年に世界初のアーケードゲーム機としてアメリカで誕生したナッチング・アソシエーツ社「Computer space」や、マグナボックス社から1972年に世界初の家庭用デジタルゲーム機として発売された「ODYSSEY」、日本で空前ブームの巻き起こした「スペースインベーダー」の初期モデルといった、デジタルゲームの歴史を語る上で欠かすことのできない貴重な実機を見られる。
1971年に誕生した世界初のアーケードゲーム機「Computer space」は、初期モデルから2人でも遊べる後期モデルまで4台を展示。実機プレイはできないが、横に置かれたアップライト筐体で稼働するエミュレーターで、ゲームをプレイできる
また、展示されているゲームの中には実際にプレイ可能なものも多く、見るだけではなく、実際にゲームをプレイすることで、デジタルゲームの進化の歴史を体験できる施設となっている。
オープンの段階で展示されているゲーム機は、アーケードとコンシューマが中心となっているが、今後はPCゲームに関する展示なども行っていく予定とのこと。
ちなみにこの施設は、ハウステンボスのなかでも無料で入場できるフリーゾーンのハーバータウン内にあるため、無料で施設が利用できる。
内覧会に参加した日本経済大学の講師 中村仁氏は、ゲーム王国について「多くの人が経験した70年代からのゲーム文化に触れるチャンスとともに、最新技術を用いたゲームも経験できる貴重な試み」と語った。
→次ページヘ続く (懐かしいゲームが目白押し! 施設内を歩いてみた)
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